東大に女子が入学して75年。華麗な経歴の陰に隠された葛藤とは——。文藝春秋digitalの連載をもとに文藝春秋本誌に掲載されたルポルタージュ。/文・秋山千佳(ジャーナリスト) <記事に登場する人> 山口真由さん 赤松良子さん 栗崎由子さん 中野信子さん 豊田真由子さん 三輪記子さん あられさん(…
文・塩野七生(作家・在イタリア) アメリカ合衆国の大統領に決まったバイデン下の主要官庁のトップには、軒並みという感じで女たちが登用されるらしい。だがヨーロッパでは、EU政府の首相、ヨーロッパ中央銀行の長、この時期の当番国であるドイツの首相と、すでに3人ともが女で占められているのだ。 …
文・塩野七生(作家・在イタリア) 私はこれでも女だから、日本で言われている女性活躍推進には大賛成だが、安倍内閣では党約にもなっていたにもかかわらず、この素晴らしい考えは明らかな成果にはつながらないままで先細りになりそう。なぜか。 答えは簡単で、既得権者たち、つまり男たちが積極的に…
文・伊藤比呂美(詩人) 早稲田大学で300人規模の大教室を2つ、40〜50人の演習を2つ教えている。3年契約なので2年やってヤレヤレあと1年と思っていたら、今期中はオンラインになった。それであたふたしているが、結論から言おう。ものすごくおもしろいのである。 私はZoomのリアルタイムでやっている…