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原田マハさんの「今月の必読書」…『扉はひらく いくたびも 時代の証言者』

原田マハさんの「今月の必読書」…『扉はひらく いくたびも 時代の証言者』

希代の漫画家が語る名作誕生の秘話現在、作家として活動している私を構成した「原材料」となったものはなんだったか、と時折思うことがある。多感な少女だった頃から大人の入り口に立った20代前半まで、私がもっとも深く影響を与えられた純文学——『風と木の詩(うた)』である。 実はこの作品、マンガなのだが、それでもやはり、マンガという形式を借りた純文学であると言い張りたい。19世紀フランスの男子校を舞台に、ふたりの美少年の愛と葛藤を描いた物語で、1976年から84年まで「週刊少女コミッ

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