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馬場あき子さんのおふくろの話

馬場あき子さんのおふくろの話

著名人が母親との思い出を回顧します。今回の語り手は、馬場あき子(歌人)です。 2人の母をもつゆたかさ 私の生みの母の記憶は、ほとんど写真に残されたものから構成されている。昭和3年、私を生んだ母はやがて結核を病んだ。当時結核はまだ不治の病とされ、その家の前を通るのも嫌がられていたらしい。母はそのことを自覚していて、私を祖母の手に委ね、ほとんど私を抱こうとしなかったと聞く。 いま写真として残っている母は、小康を得ていた時の記念に撮ったものという。いかにも繊細で知的な神経質そ

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