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文・川内優輝(プロランナー) 2020年春。緊急事態宣言が発令された。「ステイホーム」の呼びかけにより、街から人が減り、陸上競技場は閉鎖された。公務員のまま走っていたならば、異様な社会の雰囲気の中で走れなくなっていたかもしれない。しかしプロランナーにとって走ることは仕事。緊急事態宣言下でも出勤していた人達と同様に「仕事を辞めるわけにはいかない」という理屈が成り立った。とはいえ、普通に街中で行なっていたランニングも人目を避けて、時間や場所を選んで行わざるを得なくなった。広い河