マガジンのカバー画像

文藝春秋digital

月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「月あたり450円から」の「文藝春秋 電子… もっと読む
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス… もっと詳しく
¥900 / 月
運営しているクリエイター

#李登輝

文藝春秋digital読者の皆さまへ、編集長より最後のお願い【「文藝春秋 電子版」1年無料プランのご案内】

5月31日、「文藝春秋digital」はクローズいたします。 これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。 先にもお知らせした通り、月刊文藝春秋のサブスクリプションは「文藝春秋 電子版」に一本化します。これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただいた皆さまには、突然のお知らせになったことを、改めてお詫び申し上げます。 「文藝春秋digital」のサービスが終了しますと、6月から皆さまに最新記事をお届けできなくなってしまいます

中国共産党と文藝春秋の百年 河本大作、司馬遼太郎、山崎豊子… 城山英巳

荒ぶる大国の本質を透視し続けた100年間——。歴史の証言者たちの視点は今も色褪せない。/文・城山英巳(北海道大学大学院教授) ※表記の一部を現代風に改めています。〔 〕内は筆者による註釈 日中関係の真の姿日本の近現代史は「中国」とどう向き合うかを問われた歴史だったと言っても過言ではない。中国が弱かった100年前も、強国として横暴に振る舞う今も本質は変わらない北京冬季オリンピック・パラリンピックをめぐり、日本政府は、新疆ウイグル自治区や香港での人権問題を理由に「外交ボイコッ

追悼・李登輝「日本人より日本人らしく生きた97年」

親日家として日本にも大きな影響を与え続けた台湾の李登輝元総統が亡くなった。台湾の民主化に尽くし、中国共産党の暴虐に抗った一生涯だった。「日本と台湾は運命共同体だからね」。「民主の父」が語っていた日本への思いとは。/文・櫻井よしこ(ジャーナリスト) 「日本精神」 李登輝元総統はお会いする度に豊かな語彙で日本についての思いを語った。傍らで耳を傾ける曽文恵夫人を見ながら言った。 「家内が笑うのですよ。あなたは台湾の総統を12年もしたのに、日本のことばかり心配している、と言って。