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#宇宙

最新版「宇宙の歩き方」 特集2021年宇宙の旅 林公代

費用や食事、おすすめプランまで——第一人者が語る“夢の旅行”A to Z。/文・林公代 (宇宙ライター) 「想像できる限り最も深遠な体験」白地に黒い羽の模様の入った機体は、真っ赤な炎を噴射しながら上へ上へ。3分もすると、体重の3倍ほどの重力を感じ、それから突然、ふっと軽くなる。シートベルトを外すや体は宙に浮いてゆく——。 先月13日、またひとり、民間人が宇宙への旅を実現させました。アメリカのSFドラマシリーズ『スター・トレック』で「カーク船長」を演じた俳優のウィリアム・シ

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日本の顔 野口聡一

野口聡一 (のぐちそういち・宇宙飛行士) 三宅史郎(本社)=写真 今年5月2日、3度目の宇宙飛行から帰還した野口聡一(56)。2005年の最初のミッションではスペースシャトル、2009年の飛行ではソユーズに搭乗。今回は新型宇宙船である「クルードラゴン」に乗ってフロリダ沖に着水帰還した。3種類の違う方法で宇宙から帰還したのは、人類史上、彼が初めてである。 搭乗した「クルードラゴン」は修理・点検され、9月には民間人4名を乗せて再び宇宙へと飛び立った。 12月には日本人2名

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宇宙で知った生と死の境界点 野口聡一

スペースXの民間宇宙船に搭乗、宇宙観光の「可能性」と「危険」を語る。/文・野口聡一(宇宙飛行士) 野口氏 「人類が宇宙に行く意味」イーロン・マスク率いる「スペースX」が開発した“民間宇宙船”「クルードラゴン」に乗って、今年5月2日、約半年ぶりに国際宇宙ステーション(ISS)から地球に帰ってきました。私にとって3度目の宇宙飛行でしたが、帰還時に海に着水するのは初めての経験でした。滑り台からプールに飛び込むくらいの衝撃しかなかったことも驚きましたし、地球は“水の惑星”なのだと

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中国共産党の「野望と病理」 宇宙を支配する「量子科学衛星」の脅威|青木節子

中国が「宇宙」を通じて「世界」を支配する日がやってくる!?/文・青木節子(慶應義塾大学教授) 「宇宙」は“身近なもの” 「宇宙を制する者が地上をも制す」――「宇宙」と「地上」は、まるで“合わせ鏡”のようで、「地上」での覇権争いが、より熾烈な形で現れるのが「宇宙」です。「宇宙」を眺めていると、地政学の最良の教科書のように、各国の覇権争いや実力差がくっきりと見えてきます。 しかも「宇宙」は、以前よりも私たちにとって“身近なもの”になっています。旅費が数十億円にもなる「宇宙旅行

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「はやぶさ2」管制室で震えた“完璧なる帰還” プロジェクトマネージャが明かす秘話

2020年12月18日、萩生田光一文部科学大臣が神奈川県相模原市のJAXA・宇宙科学研究所(通称・宇宙研)を視察し、記者団に朗報を発表した。 「『はやぶさ2』が持ち帰ったカプセルに小惑星リュウグウで採取した砂粒が約5.4グラム入っていました。目標の0.1グラムをはるかに上回る50倍以上の量で、これは世界に誇る技術です」 人類が月以外の天体の物質を初めて持ち帰る偉業は「はやぶさ」初号機がなしとげたが、その物質(サンプル)は最大でも10分の3ミリにすぎなかった。それでも惑星科

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泡のハタネズミ|大童澄瞳

文・大童澄瞳(漫画家) 『ドラえもん』からの影響だろうか、小学生頃からジワジワとSF好きになっていた私は、宇宙の果てと始まり、この世界の行く末に強く惹かれるようになっていた。――私は13.798±0.37 Gyr(宇宙マイクロ波背景放射観測に基づいた宇宙の年齢の推定値。約138億年。1Gyr(ギガイヤー)=10億年)の先端に生まれ、肉体の死を迎えた瞬間に時の流れに飲み込まれ置き去りにされる存在なのだ。私が死んでも時は進み続け、人類は衰退し発展し、ついに太陽が燃え尽きたその時

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