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文藝春秋digital

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#日本の顔

『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

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日本の顔 森重文

森重文(もり しげふみ・数学者) 東京都千代田区 学士会館にて 写真=佐貫直哉 (本社) 複雑すぎて通常の空間では見えず、ありのままには描けない図形。しかし、数学的宇宙の中に、それは厳然と存在している。数学者・森重文(71)は、そんな「見えないもの」を追求する“冒険家”である。 「考え始めたら、のめり込んで抜け出せなくなりますね。そうして没頭していると、ふとした瞬間に一気に見えてくる。これが数学の魅力です。ぼーっとしているように見えるのか、妻からは『いつも休んでるみた

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日本の顔 春風亭小朝

春風亭小朝(しゅんぷうてい こあさ・落語家) 写真=原田達夫(本社) 師匠の落語は音楽ですね――。流麗な高座をそう評されたことがある春風亭小朝(67)。クラシック音楽のファンであり、オーケストラを前に指揮棒を振った経験も持つ。「音楽のメロディラインは途切れることのない落語と似ています。起承転結の付け方や音程、旋律のどれもが役立ちます。以前、尊敬する入船亭扇橋師匠が、そのままの芸風で進んでくださいとお手紙をくださったのですが、それを指していらしたのかもしれませんね」。

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日本の顔 立木義浩

立木義浩(たつき よしひろ・写真家) 写真=深野未季(本社) 21歳で写真の世界に飛び込み、半世紀以上にわたり第一線で活躍してきた立木義浩(84)。写真家にとっての至上命題は、「観察する」ことだと語る。 「この人をいきいきと撮るにはどうしたらいいだろう……と常に被写体を観察して、察知する能力が必要とされる。『いきいき』というのは、目が輝いているとか単純なものではなくて、いかにその人の生き様や人生を切り取れるかということ」 広告・雑誌・出版など幅広い分野を横断し、あら

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日本の顔 絹谷幸二

絹谷幸二(きぬたに こうじ・画家) 写真=石川啓次(本社) 今にも飛び出してきそうだ。紅蓮の炎の中、不動明王は憤怒の表情を浮かべ人間の傲慢や不信感から生じる争いに警鐘を鳴らす。絹谷幸二(79)は平和への願いを込めて絵にエネルギーを注入していく。 昨年、文化勲章を受章。長野五輪ポスターの原画、公共建築物の壁画や天井画を数多く制作してきた。奈良・興福寺の畔に生まれ育ち、イタリアでアフレスコ(壁画技法)を体得。近年は仏や神話がモチーフの作品が多い。龍の口から白銀の富士に向か

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日本の顔 布袋寅泰

布袋寅泰(ほてい ともやす・ギタリスト) 写真=松本輝一(本社) 2月1日、誕生日に20枚目のオリジナル・アルバムをリリースした布袋寅泰(60)。アルバムのタイトルは『Still Dreamin'』。ロックシーンを彗星のごとく駆け抜けたBOØWY解散後も、布袋は世界を股にかけ、貪欲に活動を続けてきた。 アーティスト活動40周年という節目でもあった昨年は、全国で26公演のツアーを行った。その傍ら、東京パラリンピックに楽曲を提供し、全盲のギタリスト・田川ヒロアキらとパフォ

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日本の顔 夏木マリ

夏木マリ・演出家 「裏切るのが好き」。舞台を前に夏木マリ(69)は、目を輝かせる。演劇の世界に飛び込んだとき、夏木は30歳。右も左もわからなかったから、がむしゃらに経験を積んだ。 「だんだんと集団での立ち位置がわからなくなってきて、40歳を過ぎて始めた一人舞台が『印象派』。まさかこんなに続くと思わなかったけれど」 「印象派NÉO」と名前を変え、今では再び集団で舞台を創っている。こだわるのは、「身体言語」だ。 「世の中、誰もが何かと折り合いをつけて生きていますが、舞

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日本の顔 鷲田清一

鷲田清一・哲学者 写真=山元茂樹 大震災が東北地方を襲ったのは、哲学者・鷲田清一(72)が大阪大学総長を務めた最後の年だった。発生から約50日後に訪れたせんだいメディアテーク。そこで見た光景は、哲学者に強烈な印象を残した。 「再開したばかりの施設内の図書館で、貸し出しカウンターに長い行列ができていたんです。みんなが不安を抱えてずっと誰かと過ごしていた時期だっただけに、逆に一人で静かにもの思う、そんな時間に飢えていたのだと思う。本の大切さを感じて、勇気づけられました」

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日本の顔 野口聡一

野口聡一 (のぐちそういち・宇宙飛行士) 三宅史郎(本社)=写真 今年5月2日、3度目の宇宙飛行から帰還した野口聡一(56)。2005年の最初のミッションではスペースシャトル、2009年の飛行ではソユーズに搭乗。今回は新型宇宙船である「クルードラゴン」に乗ってフロリダ沖に着水帰還した。3種類の違う方法で宇宙から帰還したのは、人類史上、彼が初めてである。 搭乗した「クルードラゴン」は修理・点検され、9月には民間人4名を乗せて再び宇宙へと飛び立った。 12月には日本人2名

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日本の顔|三浦雅士

三浦雅士(みうらまさし・文芸評論家) 「言語の始原が詩であるなら、動作の始まりは舞踊である」 月刊誌「ユリイカ」「現代思想」で編集長を務め、劇作家の寺山修司や詩人の大岡信らと親交を深めていた三浦雅士(74)。80年代から文芸評論家として活躍するが、ニューヨークで偶然観たダンス公演をきっかけに、舞台芸術の虜となった。今や舞踊批評家としての顔も持つ。 「人間は、四つ這いから二足歩行で視線が高くなり、自分や他人の身体を認識するようになった。たとえば、これが手なんだ、どこま

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日本の顔|森雪之丞

森雪之丞(もりゆきのじょう・作詞家) 今年で作詞家デビュー45周年を迎える森雪之丞は、よく「託す」という表現を使う。 「歌い手に僕の言葉を託し、その人の声で初めて皆に届くわけです。素敵なフレーズが書けたとしても、その人が“自分の言葉”として歌ってくれないと意味がない。だから歌い手の声質や人となりも含めて、どうすれば歌詞の意味が、よりその人らしく伝わるかを考えています」 近年は詩集を制作するなど、活動の場を広げてきた。「身軽にチェンジするアーティストでありたい」と語る

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日本の顔|杉本博司

杉本博司(すぎもとひろし・現代美術作家) 日本にここまで長く滞在するのは数十年ぶり。70年代からニューヨークを拠点に活動し、「最近は1年間に地球を2周半するほど海外を往来していました。コロナの影響でここ半年は日本にいます。時差ボケがなく、すこぶる体調がいい」と今を愉しむ。 美しいモノクロの写真をはじめ、建築デザインや舞台演出など多彩なアートワークで現代美術の第一線に立つ。東京のアトリエでは日の出とともに起床し、日中は手を動かし続けて創作に励み、夜9時に就寝する。地道で

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日本の顔|栗山民也

栗山民也(くりやまたみや・演出家) コロナで芸術活動が厳しいなか、舞台公演を続ける演劇人がいる。演出家の栗山民也だ。これまで多くの優れた作品を手掛け、芸術選奨文部科学大臣賞など数々の賞を受賞してきた。オペラやミュージカルなど活躍の場は幅広く、細やかな演技指導で俳優たちの自身も気づかなかった一面を引き出していく。あの森光子からも信頼が厚かった。 「観客の代表として僕が退屈なものを観たくないから(笑)。舞台はライブだから嘘もつけません」 昨年春から6つもの舞台を上演。手

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日本の顔|吉沢亮 NHK大河『青天を衝け』秘蔵オフショット

吉沢亮(よしざわりょう・俳優) 群馬県南西部に位置する安中市。こんにゃく畑だったという広大な土地に組まれたセットで、髷に和装、草履を履いて撮影に挑むのは、俳優の吉沢亮(27)。NHK大河ドラマ『青天を衝け』で、大河初出演ながら主人公である渋沢栄一役を務める。(インタビュー記事はこちら) 映画や舞台、ドラマなどあらゆる場で輝きを放つ若きスターは、時代の渦に呑まれながらも百姓から武士、青年実業家へとのし上がる渋沢の波乱の人生を演じてみせる。

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