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日本の顔|森雪之丞

日本の顔|森雪之丞

森雪之丞(もりゆきのじょう・作詞家) 今年で作詞家デビュー45周年を迎える森雪之丞は、よく「託す」という表現を使う。 「歌い手に僕の言葉を託し、その人の声で初めて皆に届くわけです。素敵なフレーズが書けたとしても、その人が“自分の言葉”として歌ってくれないと意味がない。だから歌い手の声質や人となりも含めて、どうすれば歌詞の意味が、よりその人らしく伝わるかを考えています」 近年は詩集を制作するなど、活動の場を広げてきた。「身軽にチェンジするアーティストでありたい」と語る

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日本の顔|杉本博司

日本の顔|杉本博司

杉本博司(すぎもとひろし・現代美術作家) 日本にここまで長く滞在するのは数十年ぶり。70年代からニューヨークを拠点に活動し、「最近は1年間に地球を2周半するほど海外を往来していました。コロナの影響でここ半年は日本にいます。時差ボケがなく、すこぶる体調がいい」と今を愉しむ。 美しいモノクロの写真をはじめ、建築デザインや舞台演出など多彩なアートワークで現代美術の第一線に立つ。東京のアトリエでは日の出とともに起床し、日中は手を動かし続けて創作に励み、夜9時に就寝する。地道で

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日本の顔|栗山民也

日本の顔|栗山民也

栗山民也(くりやまたみや・演出家) コロナで芸術活動が厳しいなか、舞台公演を続ける演劇人がいる。演出家の栗山民也だ。これまで多くの優れた作品を手掛け、芸術選奨文部科学大臣賞など数々の賞を受賞してきた。オペラやミュージカルなど活躍の場は幅広く、細やかな演技指導で俳優たちの自身も気づかなかった一面を引き出していく。あの森光子からも信頼が厚かった。 「観客の代表として僕が退屈なものを観たくないから(笑)。舞台はライブだから嘘もつけません」 昨年春から6つもの舞台を上演。手

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日本の顔|吉沢亮 NHK大河『青天を衝け』秘蔵オフショット

日本の顔|吉沢亮 NHK大河『青天を衝け』秘蔵オフショット

吉沢亮(よしざわりょう・俳優) 群馬県南西部に位置する安中市。こんにゃく畑だったという広大な土地に組まれたセットで、髷に和装、草履を履いて撮影に挑むのは、俳優の吉沢亮(27)。NHK大河ドラマ『青天を衝け』で、大河初出演ながら主人公である渋沢栄一役を務める。(インタビュー記事はこちら) 映画や舞台、ドラマなどあらゆる場で輝きを放つ若きスターは、時代の渦に呑まれながらも百姓から武士、青年実業家へとのし上がる渋沢の波乱の人生を演じてみせる。

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イタリアンシェフ・片岡護の恩返し「若いシェフが活躍できる環境を」

イタリアンシェフ・片岡護の恩返し「若いシェフが活躍できる環境を」

片岡護(かたおかまもる・イタリアンシェフ) 東京を代表する名店「リストランテアルポルト」のオーナーシェフ片岡護(72)の人生を決めたのは、ある外交官の一言だった。 「ミラノにいらっしゃい」 高校卒業後、浪人生活を送っていた折、外交官の金倉英一氏から総領事館付きの料理人として誘われた。 「幼い頃に父を亡くした僕にとって金倉さんは父親代わりの存在。料理人の経験はほとんどなく、イタリアでの5年間は毎日が修業でした」 帰国後の1983年、「アルポルト」をオープンさせると

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日本の顔|夏井いつき(俳人)

日本の顔|夏井いつき(俳人)

夏井いつき(なついいつき・俳人) 松山は道後温泉のほど近くに構えられた伊月庵。その扉は、万人に開かれている。庵主である俳人・夏井いつき(63)は、“俳句集団”「いつき組」の組長だ。 「結社ではないから、入るのに特別な資格は必要ありません。『俳句って楽しい!』という人は勝手に名乗って、俳句の種蒔きを手伝ってくれたら嬉しいです」 いつき組を“広場”と称する。 「俳句は気の合う人同士で自由に詠めばいい。組長の私が真ん中の噴水近くにいて、それをたくさんの小さなグループが囲

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日本の顔|原研哉(デザイナー)

日本の顔|原研哉(デザイナー)

原研哉(はらけんや・デザイナー) 「直感で跳んで、論理で着地する」 理想のデザインの在り方をそう表現する原研哉(62)。「無印良品」をはじめ、企業や商業施設のブランドビジュアルを数多く手掛ける。「技術」ではなく「理」からデザインを導く。シャープペンシルで描く線は、思考の輪郭を浮かび上がらせる影のようだ。著作も数多い。 「デザイナーなのに、なぜ書く仕事をするのかと言われますが、デザインというのは、物事の本質を見つめて可視化すること。哲学者こそデザインをするべきです」

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日本の顔|大下容子(テレビ朝日エグゼクティブアナウンサー)

日本の顔|大下容子(テレビ朝日エグゼクティブアナウンサー)

大下容子(おおしたようこ・テレビ朝日エグゼクティブアナウンサー) 柔らかな語り口でお茶の間に親しまれるテレビ朝日アナウンサーの大下容子(50)。自身の冠番組「大下容子 ワイド!スクランブル」の司会を務め、6月26日付で現役アナでは同局初の役員待遇に昇進した。 「聞いた時はビックリしました。後輩女性アナの退社が相次ぐ中で、会社に居るとこういう道もあるよ、という意味の人事なのかなと勝手に解釈しています。私はあくまで『現場代表』として、スタッフたちの声を上に伝えていきたいで

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日本の顔|長谷川博己

日本の顔|長谷川博己

明智光秀――「本能寺の変」で信長を裏切る有名な最期の一方で、前半生は謎に包まれた戦国武将だ。長谷川博己さん(43)は、大河ドラマ『麒麟がくる』で主役の光秀を演じる難しさを実感している。 長谷川博己(はせがわひろき・俳優) 「脚本の池端俊策さんから、『本能寺のゴールから人物、造形を逆算しないでほしい』と言われました。とらえどころがない人物で、台詞にも『……』が多く、『これは長谷川さんには厳しいかもね〜』と笑いながら言われたことも。主君との関係に悩みながら成長する姿を、模索し

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浅田真央の素顔 / 20枚の秘蔵写真が彩る

浅田真央の素顔 / 20枚の秘蔵写真が彩る

フィギュアスケーターの浅田真央さんは、2017年の現役引退後も、精力的に活動を続けている。その可憐な美しさは、今も健在だ。そんな真央さんが、文藝春秋の名物グラビアページ「日本の顔」に登場。誌面で紹介した写真に加え、文藝春秋digital限定で20枚の秘蔵写真を大公開!/写真=杉山拓也(本社) 「日本の顔」 浅田真央・フィギュアスケーター 「スケートには感謝しています。スケートを取ったら、自分には何も残らないから」  2017年に惜しまれつつ引退した真央さん(29)は、翌

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