マガジンのカバー画像

文藝春秋digital

月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「月あたり450円から」の「文藝春秋 電子… もっと読む
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス… もっと詳しく
¥900 / 月
運営しているクリエイター

#NHK

文藝春秋digital読者の皆さまへ、編集長より最後のお願い【「文藝春秋 電子版」1年無料プランは明日まで!】

明日5月31日、「文藝春秋digital」はクローズいたします。 これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。 先にもお知らせした通り、月刊文藝春秋のサブスクリプションは「文藝春秋 電子版」に一本化します。これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただいた皆さまには、突然のお知らせになったことを、改めてお詫び申し上げます。 「文藝春秋digital」のサービスが終了しますと、6月から皆さまに最新記事をお届けできなくなってしまい

NHKからコンサルへ「疑惑の受信料49億円」 極秘文書入手 本誌特別取材班

49億円の原資は受信料「こんなに使っているのか。あまりに高額だ……」 NHKの経営幹部は、手元の資料に目を落とすと思わず声を漏らした。B4判3枚の資料。そこには〈2か年(2020年・2021年)取引高上位6業者の件名と組織と金額〉と書かれている。 「ボストン コンサルティング グループ」「デロイト トーマツ コンサルティング」「野村総合研究所」など、大手一流コンサル企業の名前が並び、支払い費用は49億円――。 49億円の原資は言うまでもなく視聴者の受信料だ。資料の存在は

前田会長よ、NHKを壊すな 紅白打ち切りも 職員有志一同

強引な左遷、露骨な番組介入──ついに職員が立ち上がった。/文・職員有志一同 「改革のための改革」 NHKはかつてない危機に瀕しています。私たち職員は、以前のような取材や番組制作への意欲を持つことができない状況に追い込まれ、人心は荒廃し、職場には重苦しい雰囲気が漂っています。 それは前田晃伸会長(77)による、あまりに強権的で杜撰な改革が次々と断行されているからです。前田会長は2020年1月の就任以来、「スリムで強靱なNHK」をキーワードに改革を進めてきました。その対象は組

最長寿の語学番組|杉田敏

文・杉田敏(元NHK「実践ビジネス英語」講師) 1987年、NHKラジオ講座「やさしいビジネス英語」を始めました。最初はいろいろな方面から「ちっともやさしくない」とよく言われたものです。ただ、そうしたクレームが実際にNHKにはほとんど寄せられなかったのは、「ビジネス英語がそんなにやさしいはずはない」とリスナーが思ったからかもしれません。私としては「この番組がやさしく聞こえるようになることが、皆さんの学習の着地点です」という思いでした。 NHK初めての「ビジネス英語」の番組

池上彰さんの「今月の必読書」…『NHKメルトダウン取材班 福島第一原発事故の「真実」』

情報を更新することの大切さ大きな事件や事故が起きたときに当初報道された内容が衝撃的だと、その後新しい事実がわかっても、当初の印象が更新されないままになってしまう。 この本は、そのことに気づかせてくれます。東日本大震災から10年。この間、NHKは、NHKスペシャルなどで事故の実態解明や事故処理の問題点などを報道してきました。その番組づくりに携わってきたスタッフが、取材をまとめた集大成が、この本です。その分量の膨大さ。「完全保存版」というキャッチフレーズは出版社がつけたのでしょ

池上彰が解説! 日本郵政とNHKの闇「スクープを潰されたNHK“現場の無念”」

「かんぽ不正販売」告発番組はなぜ放送延期されたのか。元NHK記者の池上 さんがその背景に迫りました。/文・池上彰(ジャーナリスト) NHKが異例の『注意』 かんぽ生命の不正販売が問題になる一方、「NHKの報道が郵政側の圧力によって歪められたのではないか」との疑惑が浮上しています。  この疑惑をスクープしたのは毎日新聞。9月26日付朝刊の1面トップに「NHK報道巡り異例『注意』」という大きな見出しを掲げ、次のように報じています。 〈かんぽ生命保険の不正販売問題を追及したN