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大河ドラマじゃ見られない! 渋沢栄一「2人の妻とお妾さん」鹿島茂

大河ドラマじゃ見られない! 渋沢栄一「2人の妻とお妾さん」鹿島茂

「日本資本主義の父」が愛した女性だけに見せた顔──。/文・鹿島茂(フランス文学者) 鹿島氏 真砂に住むお妾さん 「帰途一友人ヲ訪ヒ、夜十一時半帰宿ス」 500の企業を育て、600の公共事業に携わった実業家・渋沢栄一。彼の日記には、しばしば「一友人」という言葉が登場します。どうやらこれはただの友人ではなく、親しくしていた女性を指すらしい。 日記を書いたとき、渋沢は68歳。真砂に住むお妾さんを頻繁に訪ねていたようですが、彼には、生涯で彼女のほかにも何人も親しい女性がいたこ

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適切な距離|川上弘美

適切な距離|川上弘美

文・川上弘美(小説家) 最近、母と仲がいい。 実は、40年ほど前に実家から独立して以来、母とはあきらかに一定の距離があり続けていた。心理的にも、物理的にもだ。子どもが親から離れるのはごく健康的なことなので、距離があること自体は寿ぐべきことだが、磁石の同じ極が近づくと反発するように、どうやらわたしと母は、ある距離以内に近づくと、自然に反発して思いもよらぬ速さで互いから離れる、といった関係にあったようなのだ。 そのように距離をとらなければだめな間柄とは、つまり「不仲」なのか

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私の怒り|瀧本美織

私の怒り|瀧本美織

文・瀧本美織(女優) 私は怒っている。いや、正確に言えば、私の中の人が怒っている。 7月から上演される舞台「森 フォレ」に出演する。 私が演じるのは、5年前に母を亡くした少女。偶然にも母と同じ形をした、第2次世界大戦の被害者の頭蓋骨を所持する古生物学者と出逢い、自分の生まれたルーツに隠された謎を解き明かす為、過去を辿りながら旅をしていく物語だ。母は、生き延びる為には堕胎を選択しなければならなかったが、当時起こった悲惨な殺人事件をきっかけに彼女を産むことを決意する。生きる

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梯久美子さんの「今月の必読書」…『ステップファミリー 子どもから見た離婚・再婚』

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ルポ・コロナ死「さよなら」なき別れ コロナ病棟「家族ケアチーム」の奇跡|柳田邦男

ルポ・コロナ死「さよなら」なき別れ コロナ病棟「家族ケアチーム」の奇跡|柳田邦男

「“最期の刻”に手を握りたい」その思いに現場が動いた──。/文・柳田邦男(ノンフィクション作家) <この記事のポイント> ●東京・中央区の聖路加国際病院では、患者と家族とのコミュニケーションを容易にするために、タブレットを40台すみやかに購入することに決めた ●川崎市の聖マリアンナ医科大学病院は、「家族ケアチーム」の立ち上げという画期的な取り組みを行った ●新型コロナと死で問われるべき問題は、一つひとつの別れをしっかりと見つめることではじめて見えてくる 柳田氏 コロナ死

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国税OBが教える「相続」のキホン…実例に学べ!「理想の相続」とは?

国税OBが教える「相続」のキホン…実例に学べ!「理想の相続」とは?

改めて考え直してほしい。相続は人と人との営みである。大事なのは「制度」ではなく「人の気持ち」だということを――/文・坂田拓也(ジャーナリスト)

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国税OBが教える「相続」のキホン…相続は「生前対策」で8割決まる!

国税OBが教える「相続」のキホン…相続は「生前対策」で8割決まる!

相続と聞いて「税対策をしなくちゃ!」と思う人はまだまだビギナー。実は、何よりも重要なのは「家族対策」なのだ。感情のコントロールこそが相続を成功させる秘訣である。/文・坂田拓也(ジャーナリスト)

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