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船橋洋一の新世界地政学 中国の「国潮」ナショナリズム

船橋洋一の新世界地政学 中国の「国潮」ナショナリズム

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 中国の「国潮」ナショナリズム新疆ウイグル自治区で生産される綿はムスリム系住民を強制労働させ、作ったものだから使わないとの方針を示した世界の有名アパレル企業などに対する中国国内のボイコットが続いている。アパレルのH&M(スウェーデン)やスポーツウェアのナイキ(米国)、アディダス(ドイツ)などが狙い撃ちされている。 昨年3月、オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)が、世界のトップ

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船橋洋一の新世界地政学 台湾:戦略的曖昧性と戦略的明瞭性

船橋洋一の新世界地政学 台湾:戦略的曖昧性と戦略的明瞭性

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 先月の日米首脳会談後に発表された共同声明は、「日米両国は、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」と明記した。 日米共同声明で台湾に言及したのは1969年の佐藤・ニクソン会談後、52年ぶりのことである。この時は、「台湾地域における平和と安全の維持も日本の安全にとって極めて重要な要素」であるとの文言が入った。それに比べても、今回の文言は、ことさ

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コロナワクチン接種がOECD最下位の理由――「ワクチン暗黒国家」日本の不作為

コロナワクチン接種がOECD最下位の理由――「ワクチン暗黒国家」日本の不作為

世界から3周半遅れのワクチン開発──不作為が招いた惨状を直視せよ。/文・船橋洋一(アジア・パシフィック・イニシアティブ理事長) <summary> ▶日本のワクチン接種のスピードは英米に比べてはるかに遅れており、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最下位である ▶もし、日本に特有の変異株が生じた場合、海外企業が日本変異株に対するワクチンを開発する可能性は低い ▶日本のワクチン作戦は、ワクチン開発・生産体制、ワクチン承認(規制)体制、ワクチン接種体制のすべてで壁にぶつかり

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船橋洋一の新世界地政学 Quad Vadis?

船橋洋一の新世界地政学 Quad Vadis?

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 バイデン米大統領の呼びかけで日米豪印4か国の首脳会議(Quad)が先月、オンラインで開催された。トランプ政権時代の2018年以降2回、外相会議が開かれたが、首脳会議は初めてである。 もともとは第1次安倍晋三政権が推し進めようとした構想である。しかし、インドは中国を刺激することを恐れ消極的だった。オーストラリアも対中経済関係への悪影響を懸念した。肝心の米国も半身の対応で、結局、不

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船橋洋一の新世界地政学 日豪同盟の時代

船橋洋一の新世界地政学 日豪同盟の時代

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 日本も豪州も相手国への新任大使を拝命した外交官たちは、同僚にうらやましがられる。「いいですねえ、何にも懸案がないところで……」。 しかし、これからの時代、それは大きく変わるだろう。日米それぞれの大使がそうであるように、日豪の大使も自国の死活的な安全保障の課題について、相手国との戦略的協力を強化する重要な任務を負うことになる。日豪は日米同盟のように条約に基づくものではないにしても

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日本の敗戦「フクシマ」と「コロナ」——走り出したら止まれない“この国の病理”|船橋洋一

日本の敗戦「フクシマ」と「コロナ」——走り出したら止まれない“この国の病理”|船橋洋一

政治家も官僚も「有事」からただひたすらに逃走する──。コロナの混乱は10年前のフクシマとあまりに酷似している。/文・船橋洋一(アジア・パシフィック・イニシアティブ理事長) <summary> ▶︎日本は国民の安全と健康に重大な危害を及ぼす脅威に対する「備え」に真正面から向かい合っていない、そして政府はそのリスクの存在を認識していながら、備えに真剣に取り組んでいない ▶︎「小さな安心を優先させ、大きな安全を犠牲にする」、いわば“安心ポピュリズム”とでもいうべき集団思考と空気が

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船橋洋一の新世界地政学 「人が政策」バイデン政権のアジア戦略

船橋洋一の新世界地政学 「人が政策」バイデン政権のアジア戦略

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 政権交代のたびに政治任用者が大挙して政権入りする米国はどこにもまして「人が政策(Personnel is policy)」である。バイデン政権ではどんな人が、外交・安保政策、なかでもアジア政策をつくるのか。 バイデン大統領 政策全般の理念と方向の筋立てを書き、政策の各省調整を行う大統領補佐官(NSA=国家安全保障担当)には44歳のジェイク・サリバンが就任した。オバマ政権(2期

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船橋洋一の新世界地政学 地経学の時代

船橋洋一の新世界地政学 地経学の時代

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 米中両国は、先月、貿易協議で第1段階の合意にこぎつけた。トランプ政権が仕掛けた米中貿易戦争は今回、とりあえず休戦に持ち込んだ形である。 しかし、米国は5Gをめぐるファーウェイ(華為技術)排除の動きを止めるつもりはない。半導体、AI、量子コンピューティング、バイオといった戦略技術をめぐる米中の技術覇権闘争(“争覇”)は今後、一段と激しさを増すだろう。 また、金融・投資・通貨とい

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船橋洋一の新世界地政学 米国の“同盟カントリー・リスク”

船橋洋一の新世界地政学 米国の“同盟カントリー・リスク”

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 バイデン次期米大統領は、米国の世界への再関与と同盟重視を新政権の最重要外交課題に掲げている。バイデンは大統領選挙中、トランプ大統領の同盟軽視が米国の国際的な地位と影響力を著しく損なったと厳しく批判してきた。確かに、トランプはEU諸国を貿易上の「敵(foe)」呼ばわりし、米国のNATO脱退を匂わし、ドイツからの米軍撤退を進めるなど、同盟を弱めた。アジア太平洋でも米朝首脳会談の“取引

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船橋洋一の新世界地政学 コロナ危機後の国際秩序を構想せよ

船橋洋一の新世界地政学 コロナ危機後の国際秩序を構想せよ

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 コロナ・ウイルスをめぐる戦いは、国際間の通常の戦争とは異なる。敵はウイルスであり、人間ではない。国家でもない。本来であれば、すべての国が手を携えて共通の敵に立ち向かうときである。 しかし、いま世界はそのような状況にはない。米中対立は修復不可能なほど激化している。世界中がマスクと人工呼吸器の奪い合いを演じている。グローバル・サプライチェーンは断絶し、各国とも医薬品はじめ戦略的な素

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