文藝春秋digital

船橋洋一の新世界地政学 名誉なき撤退
+1

船橋洋一の新世界地政学 名誉なき撤退

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 名誉なき撤退8月16日、30万人のアフガニスタン政府軍が抵抗もせずに7万4000人のタリバン軍にカブールを明け渡し、20年に及んだ米国のアフガニスタン戦争は終わった。アーネスト・ヘミングウェーの『日はまた昇る』の中のセリフではないが、「徐々に、そして突然」結末はやってきた。 タリバンは政府軍のパイロットと家族の暗殺を容赦なく行って来た。米軍は7月2日、カブール北方の米バグラム空

スキ
12
菅義偉首相「最後のインタビュー」聞き手・船橋洋一
+9

菅義偉首相「最後のインタビュー」聞き手・船橋洋一

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

スキ
18
父 中村哲のこと|中村秋子

父 中村哲のこと|中村秋子

文・中村秋子(ペシャワール会会員) 父がアフガニスタンで凶弾に倒れてから1年以上が経ちました。いつも危険を承知で行くのを送り出していたからでしょうか、事件を知ったときは「起きてほしくはなかったけど、お疲れさまでした」と冷静に受け止めました。 父をアフガニスタンまで迎えに行く機中で、父のことや10歳まで住んでいたパキスタン北西部ペシャワールのことを思い出していました。騒がしくて埃っぽく、全体的に黄土色のイメージでしたが、いつも晴天で活気がある街でした。自宅は父の勤務していた

スキ
33
60万人を救った医師・中村哲さんがアフガニスタンに遺した「道」

60万人を救った医師・中村哲さんがアフガニスタンに遺した「道」

「水」を引いて60万人を救った人――昨年12月4日、アフガニスタンで武装勢力に襲われ命を落とした中村哲医師のことだ。中村医師が遺したものとは何だったのか。交友があるノンフィクション作家の澤地久枝さんがその功績を語った。/文・澤地久枝(ノンフィクション作家) バブルの余韻がある時代に 人間の体はこんなにも震えるものなのか――。  私が中村先生の訃報を知ったのは、朝日新聞記者からの電話でした。アフガニスタンで何者かに襲撃され、怪我をされたと聞かされました。命に別状はないとのこ

スキ
49