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デジタル独裁 VS. 東洋的人間主義 コロナ後の世界を制するのは?|小林喜光×山極壽一

デジタル独裁 VS. 東洋的人間主義 コロナ後の世界を制するのは?|小林喜光×山極壽一

コロナ禍は世界中のIT化を加速させた。だが、デジタル一辺倒では行きづまる。「人間らしさ」はもう一度見直されるはずだ。/小林喜光(三菱ケミカルHD会長)×山極壽一(京都大学総長) パンツ一丁で寝転んで授業を受けてもいい 小林 山極先生とは、内閣府の総合科学技術・イノベーション会議の場で、毎週のように顔を合わせる機会がありましたが、オンラインでお話しするのは初めてですね。ここ2カ月、私のほうはほとんど自宅での生活で、ウェブ会議ばかり増えてやたら忙しいんですけれど、自分が話す番

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AIやITは、ヒトを再び“霊長類の遊動生活”へと誘う / 京大総長・山極壽一

AIやITは、ヒトを再び“霊長類の遊動生活”へと誘う / 京大総長・山極壽一

山極氏は1952年生まれ、東京都国立市の新興住宅地で育った。湯川秀樹にあこがれ、京都大学理学部に入学。志賀高原のスキー場でサルを観察中の先輩に出会って人類学を志望し、78年よりアフリカ各地でゴリラの野外研究に励んだ。主な著書に『父という余分なもの―サルに探る文明の起源―』『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』、作家小川洋子氏との共著に『ゴリラの森、言葉の海』がある。2014年より京大総長。 山極壽一(京都大学総長) ヒトは本音の生き物  私は20代からゴリラの

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