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ハコウマに乗って|なつのけはい|西川美和

ハコウマに乗って|なつのけはい|西川美和

なつのけはい都内在住8歳の甥が、スマホ越しに『ズッコケ3人組』を音読してくれる。 「すごい早いから、聞いてて」 まるで見習い落語家の「じゅげむじゅげむ」。早口すぎて内容も面白さもさっぱりだ。こんな朗読じゃ先生にも褒められないだろう。あくびを噛み殺しつつしみじみ思う。正月も大型連休も親族で集まれなかったけど、無双のネット回線がある。電話代の無駄だからもうやめなさい、と言わなくていい時代。豊かなものだ。 「だけどそんなスピードで読んだんじゃすぐ読む本がなくなるでしょ」 「

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文脈を読む|松重豊

文脈を読む|松重豊

文・松重豊(俳優) ※著者の松重豊さんより、「文藝春秋digital」定期購読者限定で特別プレゼントがあります。直筆サイン入りの松重さん初の著書『空洞のなかみ』を抽選で10名の方に差し上げます。記事の末尾にある応募フォームに必要事項を入力し、ご応募ください。締め切りは11月30日(月)まで。当選は発送をもって代えさせていただきます。 2019年末、僕らは「孤独のグルメ」大晦日スペシャルの撮影の為、韓国釜山にいた。福岡出身の僕にとって、どこよりも近い異国のグルメは目を見張る

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