文藝春秋digital

「天皇の武装化」は明治の騒乱の中で進められた|保阪正康

「天皇の武装化」は明治の騒乱の中で進められた|保阪正康

昭和史研究家の保阪正康が、日本の近現代が歩んだ150年を再検証。歴史のあらゆる場面で顔を出す「地下水脈」を辿ることで、何が見えてくるのか。今回のテーマは「武装する天皇制」。日清戦争を機に主体的な帝国主義の道を歩み始めた日本。その陰に「睦仁」の葛藤があった。/文・保阪正康(昭和史研究家)、構成:栗原俊雄(毎日新聞記者) 保阪氏 敗戦まで続いた天皇の武装化 江戸時代の265年間、日本は対外侵略戦争を経験していない。天皇は権威を保ってはいたが、権力は握っておらず、したがって武

スキ
10