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目・耳・口|愛でて、味わって。全国の逸品たち

繊細な能登牛を味わい尽くす 名料亭渾身のローストビーフ

ローストビーフ

四季折々の恵みを繊細な技でもてなす金沢の銭屋は、ミシュランの星にも輝き、世界の名店と肩を並べる日本屈指の名料亭として知られる。完全予約制であるこの店の『能登牛ローストビーフ』(280グラム、7020円)が取り寄せで味わえると食通たちの間で評判となっている。能登牛は県内でしかほぼ流通していない希少な銘柄牛で、肉質のきめ細かさ、良質な脂肪が上品で繊細な味わい。この能登牛をじっくり焼き上げたローストビーフは、しっとりとやわらかく旨みが溢れる極上の味。薄めにスライスし、料理長特製のタレをかければハレの日のご馳走にふさわしい一品が自宅で気軽に楽しめる。

日本料理 銭屋
石川県金沢市片町2-29-7
☏076-204-8010

今年の夏は老舗の鰻ちまきで お手軽に滋養をチャージ

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今年の土用の丑の日は7月28日。夏の暑さが本格化するこの時期に、通販で名店の味を堪能するのも乙なもの。名古屋名物ひつまぶしの発祥とされるあつた蓬萊軒では、『鰻ちまき』(5個入り、3500円)を通販限定で販売し人気を集めている。炭火で丹念に焼き上げた良質の鰻を、タレが染み込んだもち米と一緒に竹皮に包み蒸し上げた特製のちまき。創業以来受け継がれている秘伝ダレの風味も素晴らしく、同封の海苔や山葵とともに食せば今までとはひと味違う味わいを楽しめる。暑さとコロナ禍でなかなか外出もままならないこの時期に、夏ならではの滋養食を存分に満喫してみては。

あつた蓬莱軒 
愛知県名古屋市熱田区神戸町503 
☏052-671-8686

飲み物とのペアリングも楽しい 唯一無二の新感覚羊羹

ようかん

喫茶とバーの顔を併せ持ちかき氷が年中楽しめると京都で人気の店、お茶と酒 たすき。昨年、持ち帰れる商品をと、フランス菓子をベースに持つパティシエが羊羹に着目し新感覚の『YO KAN KA』(1個、518円)を考案した。本来羊羹は砂糖を多用するのが常だが極力控えみずみずしく仕上げている。赤ワインと無花果、苺とミルク、ラム酒とチョコレートなど、素材の組み合わせに趣向が光るラインナップで、それぞれお茶、コーヒー、お酒に合うよう計算されている。今年2月からはオンラインショップでも購入可能に。毎週日曜の午前10時より数量限定で販売している。

お茶と酒 たすき 
京都府京都市東山区清水1-287茶碗坂

フルーツ王国・岡山の 贅沢フルーツジュレ

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フルーツ王国・岡山県で長年にわたり果樹農家と共に上質なフルーツを全国に届けてきた岡山県青果物販売。農家の努力を間近で見てきた経験から、フルーツを使った加工品を作る際にも、出来る限り素材の味を生かすよう手間や時間を惜しまず商品づくりをしている。そんなフルーツの目利きが作る『国産フルーツジュレ』(5本セット、3456円)はゼリーより口どけがよく、やわらかな食感がみずみずしい味わい。オリジナルの三角瓶に入っているのでギフトにも最適だ。見るのも食べるのも楽しいスイーツで夏の涼を。

文春マルシェ 
☏0120-636-700

風情ある夏の夜を彩る 美しく火花散る国産線香花火

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日本に3社しかない国産線香花火の製造所のひとつが、福岡にある。創業約90年の筒井時正玩具花火製造所だ。伝統的な線香花火は東西で形や呼び名が違いその両方を同社の職人は手掛けている。『西の線香花火 スボ手牡丹』(15本、660円)に至っては現在製造するのはここだけ。約400年変わらない線香花火の原形といわれ、ワラスボ(稲藁の芯)の先に火薬がついている。火先を斜め上にして持ち、着火すると火花は4段階に変化してゆく。風が吹くと火花がきれいに散るため風が弱い時には息を吹きかけると良いそう。希少な線香花火を夏の一興にいかがだろうか。

筒井時正玩具花火製造 
福岡県みやま市高田町竹飯1950-1
☎︎0944-67-0764

東京・北東エリアで体験する 待望の芸術祭がいよいよ開催

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昨年の延期を乗り越え今年ようやく開催される国際芸術祭『東京ビエンナーレ2020/2021』。行政ではなく地域住民が主役の芸術祭で、7月10日~9月5日、江戸期の文化を色濃く残す千代田区、中央区、文京区、台東区のエリアを中心に、歴史的建造物や公共空間などで行われる。作家やクリエーターなど幅広いジャンルのアーティストが国内外より60組以上参加。「見なれぬ景色へ ―純粋×切実×逸脱―」をテーマに、街のあちこちに思わぬ仕掛けがされ期間中いつもとは違った東京に出会える。会場を巡って作品を体験できるパスポートは2500円。購入方法など詳細についてはHPで事前にご確認を。 

東京ビエンナーレ2020/2021
☎︎03-5816-3220


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