同級生交歓

同級生交歓――栃木県立宇都宮高校(昭和49年卒)【全文公開】

人の一生を左右するのは校風か、学歴か、友人か。意外な組み合わせ、納得の顔ぶれが並ぶ“誌上同窓会”。「文藝春秋」の名物グラビア企画です。

(右から)
三菱重工業取締役副社長執行役員 小口正範

東北大学教授 吉澤誠

10月号・同級生交歓【トビラ】

栃木県宇都宮市 栃木県立宇都宮高校・講堂にて(撮影・杉山秀樹)

 吉澤君とは市立陽北中学時代からの級友だ。

 宇都宮高校では2年次から文系と理系に分かれるが、彼は中学時代からの俊英で、理系を経て東北大学工学部に進み、今は研究者として第一線で活躍している。最近は「魔法の鏡」といって、人の顔から体調などを読み解くという怪しげな研究に没頭しているらしい。

 私は鈍才で、文系を経て北海道大学法学部に進み、今は三菱重工で金庫番をやっている。2人とも中学時代は音楽部(弦楽器を揃えたフルオーケストラで当時としては珍しかった)に所属し、彼はホルンを私はトランペットを担当した。高校では私が蝶好きであったことから、「蝶と蛾の違いの研究」に彼を巻き込み、県庁まで賞状を貰いに行った記憶がある。

 今や2人共、白髪と皺顔の初老の男になってしまったが、まだまだ心の内には情熱の火が燃え盛っている。これからも折々に交流を保ち、共に歩んでゆきたい。(小口)



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