見出し画像

「文藝春秋SDGsエッセイ大賞」に応募作品が7,928点!≪グランプリ1点&優秀賞12点決定≫

創刊100周年を迎える「文藝春秋」が100年後の未来のためにできることを考えるべく、「note」とともに立ち上げた「SDGsエッセイ大賞」。おかげさまで7,928点もの作品をご応募いただきました。建築家・起業家の谷尻誠さん、作家の角田光代さんによる審査の結果決定した、栄えあるグランプリと優秀賞を発表します!

グランプリ

 未来のために何ができるかを考えたとき、やはりわたしはドレスを繕うことで貢献したいと考えました。とくに若い人たちに、服やドレスを繕いながら長く大切に使うという選択肢があることを知ってもらいたいと思い、そのために自分にできることを書きました。
 このたび文藝春秋に掲載していただくという夢のような機会を頂いて、とても感激しております。リメイクが素敵だと思ってもらえるように、これからも活動していきます。

タケチヒロミさん

優秀賞

審査員たちも驚いた 一人ひとりのSDGsのカタチ

右から、審査員の谷尻誠さん、角田光代さん、新谷学編集長

建築家・起業家としてクリエイティブに活躍する谷尻誠さん、家族・恋愛・旅とさまざまなテーマで小説を世に送り出してきた角田光代さん、そして「文藝春秋」編集長と全く感性の異なる3人が吟味、熟考した審査会。「#未来のためにできること」をテーマにした作品たちを、どう評価したのか。

谷尻誠さん(建築家・起業家)

普段は文章を審査する機会がないので、とても楽しく読ませてもらいました。建築家として建築を評価するときに、それが問題解決なのか、あるいは問題提起なのかという点に立ち返るのですが、今回は問題解決の範疇にあるものが多かった印象です。次への提案があるとより良かったと思う作品もありました。ただ、未来のためにできることを自分ごと化して実際にアクションしている人も多く、たくさん共感を得られました。

角田光代さん(作家)

どういうエッセイが集まるのだろうと思っていましたが、非常におもしろかったですし、作品を読んで「こういうことでいいんだ」と気付ける作品が多かったです。以前から「SDGs」という言葉をうまくキャッチーな日本語にできないかなとずっと考えていて、今回そのような表現は見つからなかったのですが、今後もし見つかれば、もっとSDGsが定着していくのではないかなと思っています。

新谷学(「文藝春秋」編集長)

SDGsは一歩間違えると絵空事に思われがちですが、作品を読ませていただいて、真面目に誠実に、心底これが大切だと思って日々取り組んでる方がこんなにいるのかと驚きました。それが言語化されたことによる説得力も感じました。特にグランプリの作品は、エッセイとしての文章力だけでなく、日々活動されていることが有意義であり、その両方が自然な形で結びついていたと思います。

●主催

文藝春秋メディア事業局

●協賛


続きをみるには

残り 0字
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju

文藝春秋digital

¥900 / 月

月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…

「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了しました。今後は「文藝春秋 電子版」https://bunshun.jp/bungeishunju をご利用ください