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逸ノ城 大相撲新風録19 ストレスを乗り越え大器がついに初優勝 佐藤祥子

2209大相撲新風録

逸ノ城(いちのじょう、モンゴル・アルハンガイ出身、湊部屋、29歳)

ストレスを乗り越え大器がついに初優勝

新型コロナウイルスが尾張名古屋の土俵でも猛威を振るった。故障者を含む23名の関取が休場し、13部屋、計231名もの力士たちが土俵に上がれない、前代未聞の場所となってしまった。

相撲史上でも稀有な場所を制したのは、前頭2枚目の逸ノ城だった。

モンゴル出身力士の多くは首都ウランバートル生まれだが、逸ノ城は正真正銘の遊牧民。子どもの頃から羊や馬を世話し、冬は零下40度にもなる大草原で暮らしていたという。

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