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至福の贈り物11 俵万智「『宮崎』を届けたい 時間と物語のプレゼント」

文藝春秋digital
俵万智(歌人)、写真=三宅史郎、スタイリング=中山暢子

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俵さん

宮崎に移り住んで6年。県外の人に贈り物をするときは、県の美味しいものや珍しいものを選びます。「宮崎ってすごいでしょ」と、ちょっとした自慢を込めて。食べものを贈るのは、「時間」をプレゼントしたいから。なくなってしまうからこそ、味わった時間が心に宿ると思うんです。食卓の話題にしたり、宮崎に想いを馳せてもらえたら嬉しい。

地方の良さというのか、知り合いの知り合いを辿るとたいてい生産者の方に行き着きます。横山果樹園のアボカドもそう。味に衝撃を受け、知り合いを辿って横山さんに会いに行きました(笑)。実家のマンゴー農家を継いだけど、もともと好きだったアボカドも育てようと隅で栽培を始めてみたらえらく美味しくなったとか。そんな物語を一筆添えて友人にプレゼントすることもあります。

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