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dorobouneco
俳句――夏井いつき【全文公開】
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秋思
秋思叩くピアノの中のハンマーは
楽団の一行菊の宿に着く
旗百本分の秋天屹立す
黄落(こうらく)のひかりの走るまぶたかな
葉鶏頭(はげいとう)福山通運通用口
蓑虫やそれは揺れすぎではないか
露草やかなしみにくじけるこころ
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