
田辺聖子「十八歳の日の記録」――空襲、敗戦、父の死、夢を鮮烈に綴った76年前の日記
十八歳の日の記録
昭和二十年四月ヨリ
――若き日は過ぎ去り易い――
けれども多彩であり、豊なる収獲がある。
それ故に、“若き日”は尊い。
***
2019年6月に他界した小説家・田辺聖子。このたび、彼女が数えの18歳になったばかりの時に「空襲」「敗戦」「父の死」「夢」を鮮烈に綴った日記が発見された。その全文をここに公開する――。
田辺聖子さん
続きをみるには
残り
70,594字
/
13画像

noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju
文藝春秋digital
¥900 / 月
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…