表紙の言葉_カンバン

「文藝春秋」表紙の言葉――松村公嗣【全文公開】


「雪の大仏殿」

 私にとって東大寺は幼少期から何度も訪れていた、とても身近な場所です。お堂の中にはいつも「だいぶっさん」が休んでおられます。当時、この巨大な構造物に鍍金するためには大量の金と水銀が必要とされました。大陸から伝わる技術を最大に活かした輝きは今でも保たれています。

 新春、視界をまだらに遮るほどの雪が降りました。近くて遠い場所であることをより色濃くさせました。



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