見出し画像

中野剛志×森永康平「MMTを政府が否定する本当の理由」5月20日(土)19時からライブ配信

「文藝春秋digital」は3月1日にお知らせした通り、今月31日をもってサービスを終了いたします。

◆本当に「国家財政は破綻する」のか?


「文藝春秋digital」で好評だったウェビナーは、舞台を「文藝春秋 電子版」に移して、さらにパワーアップ。5月20日(土)19時からは、評論家の中野剛志さんと経済アナリストの森永康平さんによるオンライン番組「MMTを政府が否定する本当の理由」を配信します。

 2月に発売された『安倍晋三 回顧録』(中央公論新社)は、故安倍元首相が財務省を目の敵にして、「国が滅びても、財政規律が保たれてさえいれば、満足なんです」と厳しく批判しています。

 これに対して、「文藝春秋」2023年5月号には、元大蔵事務次官の齋藤次郎氏(87)による「『安倍晋三 回顧録』に反論する」が掲載されました。齋藤氏は1993年から95年まで大蔵事務次官を務め、細川政権では「国民福祉税」の導入を試みるなど、財政健全化を追求した“最後の大物次官”として知られています。

 同論文のなかでは「財務省の最も重要な仕事は、国家の経済が破綻しないよう、財政規律を維持すること」と述べられています。かねてより、中野さんと森永さんは財政規律を重視する議論を批判しています。中野さんは「文藝春秋」2022年新年特別号掲載の「激突!『矢野論文』」において、「日本は財政危機ではない」と主張し、より積極的な財政支出を求めています。

 はたして、安倍元首相による財務省批判は正しいのでしょうか? また、財務省の元次官である齋藤氏が主張するように「大幅な赤字財政が続いている日本では、財政健全化のために増税は避けられない」のでしょうか? 中野さんと森永さんによる議論、ぜひご覧ください。

 当日リアルタイムでご覧になれない方も、アーカイブ動画を配信しますので、何度でもご覧いただくことができます(※編集の都合上、アーカイブ動画は生配信終了後、一両日中に公開します)。

◆番組概要
番組名:MMTを政府が否定する本当の理由
出演:中野剛志、森永康平
日時:5月20日(土)19時〜20時30分 完全オンライン生番組です
※視聴するには、「文藝春秋 電子版」の会員になる必要があります

◆中野 剛志(なかの・たけし)​プロフィール

1971年、神奈川県生まれ。元・京都大学大学院工学研究科准教授。専門は政治経済思想。1996年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2000年よりエディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。2001年に同大学院より優等修士号、05年に博士号を取得。2003年、論文 'Theorising Economic Nationalism'(Nations & Nationalism)でNations & Nationalism Essay Prizeを受賞。主な著書に山本七平賞奨励賞を受賞した『日本思想史新論』(ちくま新書)、『TPP亡国論』(集英社新書)、『富国と強兵』(東洋経済新報社)、『目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】』(KKベストセラーズ)など。

◆森永 康平(もりなが・こうへい)​プロフィール

1985年、埼玉県生まれ。証券会社や運用会社にてアナリスト、ストラテジストとして日本の中小型株式や新興国経済のリサーチ業務に従事。業務範囲は海外に広がり、インドネシア、台湾などアジア各国にて新規事業の立ち上げや法人設立を経験し、事業責任者やCEOを歴任。​​その後2018年6月に金融教育ベンチャーの株式会社マネネを設立。現在は経済アナリストとして執筆や講演をしながら、AIベンチャーのCFOも兼任するなど、国内外複数のベンチャー企業の経営にも参画。日本証券アナリスト協会検定会員。経済産業省「物価高における流通業のあり方検討会」委員。

ここから先は

0字
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju

文藝春秋digital

¥900 / 月

月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…

「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了しました。今後は「文藝春秋 電子版」https://bunshun.jp/bungeishunju をご利用ください