同級生交歓

同級生交歓ーー高知県立高知小津高等学校(昭和49年卒)【全文公開】

人の一生を左右するのは校風か、学歴か、友人か。意外な組み合わせ、納得の顔ぶれが並ぶ“誌上同窓会”。「文藝春秋」の名物グラビア企画です。

(右から)
北川村「モネの庭」マルモッタン副支配人 福井正文土佐酒蔵店主 前田啓介
日本相撲協会高砂部屋師匠(元大関朝潮) 高砂浦五郎

【トビラ】★H4S_7158c

東京都中央区 土佐酒蔵にて(撮影・杉山秀樹)

 私たちは高知県立高知小津高等学校の、創立100周年の卒業生です。

 当時から体が大きくて“大(だい)”と呼ばれていた高砂親方は、誰からも愛される学校内の人気者。古文の先生が相撲部監督で、大の相撲の話題ばかりで授業が楽だったものです。自由な校風もあり、啓介はアフロヘアで、サンタナなどの新しいロック音楽などを教えてくれる存在。個性は違っても、啓介の家に仲間たちで集まっていました。

 大は相撲界に進み、大関朝潮に。私が東急エージェンシーに勤務し、啓介が銀座の高知料理店「土佐酒蔵」2代目として跡を継ぐと、この店に集まるようになりました。定年後の私は高知の「北川村『モネの庭』マルモッタン」の副支配人となり、上京するたびに店で顔を合わせます。いつのまにか高知弁まる出しになりますね。(福井)



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