同級生交歓|栃木県立宇都宮東高校 (平成2年卒)
人の一生を左右するのは校風か、学歴か、友人か。意外な組み合わせ、納得の顔ぶれが並ぶ“誌上同窓会”。「文藝春秋」の名物グラビア企画です。
(右から)
国立天文台准教授 下条圭美
デザイナー・イラストレーター 小池輝政
作家 門井慶喜
日本大学文理学部教授 下司晶
東京都千代田区 文藝春秋本社にて(撮影・杉山秀樹)
1987年4月に、私たちは出会った。今は共学だが当時は男子校だ。現在も続く10名程の仲間ができ、映画を撮り、バンドを組んだ。門井が直木賞候補になると当人抜きの待ち会をして中継に二憂一喜した。
門井は当時から飄々とした蘊蓄屋。映画主演なのに盲腸となり撮影班は病室へ。京都の大学からUターン就職したはずが密かに作家を目指していた。下条は太陽物理学者となり国立天文台勤務。小池はスバルのデザイナーからフリーへ。下司は音楽の夢をライターで代替し教育哲学者になった。
私たちの自慢は、門井初の新人賞候補作「天才たちの値段」の初稿を読んでいること、卒業ライブの撮影が後の直木賞作家だったことだ。(下司)
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