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私の応援団長|はな

著名人が母親との思い出を回顧します。今回の語り手は、はなさん(タレント・モデル)です。

私の応援団長

5人姉妹の4番目に産まれた母。父親が中国人、母親が日本人のハーフで、子供の頃は「中華街の美人5人姉妹」と呼ばれていたそう。娘の私から見ても、おばも母もみんな美人でスタイル抜群。今年74歳になる母は週3回、近所のバレエ教室に通っています。トウシューズを履いてクルクルと回っている動画を見せてくれたり、実家に帰ると180度の開脚スタイルで迎えてくれる母は、いくつになっても元気で陽気。娘としては何よりもうれしいことです。

母が20代の頃、女性は仕事よりも結婚を優先させられた時代でした。大学を卒業してから結婚し、24歳で私が誕生。娘には仕事をさせたいと思っていたそうで「英語が話せればどうにかなる」そう信じて、私をインターナショナルスクールに入れてくれました。高校2年生の夏休みになると、3ヶ月間の夏休みを持て余していた私の姿を見かねて「家ダニになるわよ!」とその場で従姉妹に連絡し、知り合いのモデル事務所を紹介してもらうことに。モデルか家ダニか、その時は究極の分かれ道に立たされました。

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