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俳句|日下野由季

銀漢

短夜の背丈違へて姉弟あねおとと

銀漢や産み終へてわれ身ふたつに

遠花火胸の高さに子を抱きて

揺れてゐるのは揺籃ゆりかごかペガサスか

上の子が寝れば下の子起きて秋

いなびかり注射のかいな持ち歩く

秋澄むや星のごとくに人と人

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