見出し画像

大学受験に役立つ古典#5 理系科目と古典の関係

文・三宅香帆(文筆家・書評家)

 そろそろ具体的な話をしよう。もしきみが理系の受験生だったら、たぶんこう思うからだ。

「いや文系に古典は必要かもしれんけど、理系に古典って必要かー!?」と。

 まあ私は文系人間なので(だって文学部出身なんだもの……)、ぶっちゃけ理系でどれくらいなにが求められているのか、ということについては若干話しづらい。ごめん。それでも周りの友人(理系ばかり)を見たり、自分が理系科目に悩んだ経験からお話しすると、理系のきみに必要な古典は「昔の理系学者が書いた随筆」だろう、と思う。

 たとえば寺田寅彦。たとえば湯川秀樹。たとえば森毅。とくにこの3人が書いた随筆を、大学受験前に読んでおくといいんじゃないか……と私は思う。

 理由はふたつあって、ひとつはまず、理系のきみたちが苦手とする国語やら小論文やらにおいて、「理系用の国語」「理系用の小論文」の元ネタになりやすい人々だからである。ものすごく実際的なアドバイスになっちゃうけれど。

この続きをみるには

この続き: 1,000文字 / 画像1枚
この記事が含まれているマガジンを購入する
文藝春秋digitalが送る「2020年の論点100」は、幅広い教養が手軽に身につくマガジンです。今最も人気がある100人の論者が100個の論点を明快に解き明かします。激動の2020年を生きるあなたの強い味方になる1冊です。

日本を代表する知識人たちが2020年に日本が直面する100の課題を徹底的に論じた教養マガジン。小論文対策をしたい高校生から、レポートに困っ…

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

記事へのご意見・ご感想をお待ちしています。「#みんなの文藝春秋」をつけてご自身のnoteにお書きください。編集部がマガジンにピックアップします。皆さんの投稿、お待ちしています!

ありがとうございます!
シェアしたくなる教養メディア。100年近くの歴史がある総合月刊誌「文藝春秋」が、あなたの人生を豊かに彩るコンテンツを毎日お届けします。

こちらでもピックアップされています

2020年の論点100
2020年の論点100
  • 101本
  • ¥1,400

日本を代表する知識人たちが2020年に日本が直面する100の課題を徹底的に論じた教養マガジン。小論文対策をしたい高校生から、レポートに困っている大学生、教養を身につけたいビジネスマンまで幅広くサポート。

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。