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大学受験に役立つ古典#5 理系科目と古典の関係

文・三宅香帆(文筆家・書評家)

 そろそろ具体的な話をしよう。もしきみが理系の受験生だったら、たぶんこう思うからだ。

「いや文系に古典は必要かもしれんけど、理系に古典って必要かー!?」と。

 まあ私は文系人間なので(だって文学部出身なんだもの……)、ぶっちゃけ理系でどれくらいなにが求められているのか、ということについては若干話しづらい。ごめん。それでも周りの友人(理系ばかり)を見たり、自分が理系科目に悩んだ経験からお話しすると、理系のきみに必要な古典は「昔の理系学者が書いた随筆」だろう、と思う。

 たとえば寺田寅彦。たとえば湯川秀樹。たとえば森毅。とくにこの3人が書いた随筆を、大学受験前に読んでおくといいんじゃないか……と私は思う。

 理由はふたつあって、ひとつはまず、理系のきみたちが苦手とする国語やら小論文やらにおいて、「理系用の国語」「理系用の小論文」の元ネタになりやすい人々だからである。ものすごく実際的なアドバイスになっちゃうけれど。

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