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【フル動画】天野純希×今村翔吾×川越宗一×木下昌輝×澤田瞳子×武川佑×谷津矢車「司馬遼太郎『燃えよ剣』を読む」

◆7名の歴史小説家が「司馬」を読む

 天野純希さん、今村翔吾さん、川越宗一さん、木下昌輝さん、澤田瞳子さん、武川佑さん、谷津矢車さん、7名の気鋭作家による、司馬遼太郎『燃えよ剣』公開読書会が、「オール讀物」創刊90周年特別企画として2021年9月11日に開催されました。

《フル動画は本ページ下部にあります》

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 第一線で活躍する歴史小説家7人は司馬遼太郎の名作をどう読んだのか――。『燃えよ剣』は新選組副長の土方歳三を主人公にした司馬の代表作で、2021年には岡田准一さん主演で映画化もされた作品です。新選組副長・土方歳三を主人公に最強集団が作り上げられていく過程を描き、『竜馬がゆく』と並ぶ司馬文学の幕末ものの頂点をなす長編とされています。

 読書会に参加したのは、天野純希さん、今村翔吾さん、川越宗一さん、木下昌輝さん、澤田瞳子さん、武川佑さん、谷津矢車さん。7名の気鋭作家が登場し、それぞれの解釈を公開披露&議論を繰り広げました。

「『オール讀物』90周年特別企画」として開催された、司馬遼太郎『燃えよ剣』公開読書会をお愉しみください。

◆登壇者プロフィール


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天野純希(あまの・すみき)
1979年、愛知県名古屋市生れ。2007年『桃山ビート・トライブ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。13年『破天の剣』で中山義秀文学賞を、19年『雑賀のいくさ姫』で日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞。他の著作に『青嵐の譜』『南海の翼 長宗我部元親正伝』『戊辰繚乱』『信長 暁の魔王』『覇道の槍』『北天に楽土あり 最上義光伝』『蝮の孫』『燕雀の夢』『信長嫌い』『有楽斎の戦』『もののふの国』『信長、天が誅する』『乱都』『もろびとの空』などがある。

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今村翔吾(いまむら・しょうご)
1984年、京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。同作で第7回歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。大ヒットシリーズの「羽州ぼろ鳶組」は、第6回吉川英治文庫賞に。18年「童神」(刊行時『童の神』と改題)で第10回角川春樹小説賞を受賞、同作は、第160回直木三十五賞候補となる。20年『八本目の槍』で第41回吉川英治文学新人賞、第8回野村胡堂文学賞受賞。『じんかん』で第11回山田風太郎賞受賞。2022年 『塞王の楯』で第166回直木三十五賞を受賞。

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川越宗一(かわごえ・そういち)
1978年鹿児島県生まれ、大阪府出身。京都市在住。龍谷大学文学部史学科中退。2018年『天地に燦たり』で第25回松本清張賞を受賞しデビュー。短篇「海神の子」(「オール讀物」12月号掲載)が日本文藝家協会の選ぶ『時代小説 ザ・ベスト2019』(集英社文庫)に収録。19年8月刊行の『熱源』で第10回山田風太郎賞候補、第9回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞、第162回直木賞受賞。

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木下昌輝(きのした・まさき)
1974年、奈良県生まれ。近畿大学理工学部建築学科卒。2012年「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞。14年『宇喜多の捨て嫁』を刊行。同作は15年に第152回直木賞候補作となり、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞、第2回高校生直木賞、19年『天下一の軽口男』で第7回大阪ほんま本大賞、『絵金、闇を塗る』で第7回野村胡堂文学賞、20年『まむし三代記』で第9回日本歴史時代作家協会賞作品賞、第26回中山義秀文学賞を受賞。他の著書に『人魚ノ肉』『敵の名は、宮本武蔵』『戦国十二刻 』『宇喜多の楽土』『炯眼に候』『信長 空白の130日』『戀童夢幻』『応仁悪童伝』などがある。

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澤田瞳子(さわだ・とうこ)
1977年、京都府生まれ。同志社大学文学部卒業、同大学院博士前期課程修了。奈良仏教史を専門に研究したのち、2010年に長編作品『孤鷹の天』でデビューし、同作で中山義秀文学賞を最年少で受賞。13年『満つる月の如し 仏師・定朝』で新田次郎文学賞、第2回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。16年『若冲』で親鸞賞を受賞。20年『駆け入りの寺』で第14回舟橋聖一賞を受賞。その他の著書に『日輪の賦』『大宰府の詩』『与楽の飯』『腐れ梅』『火定』『龍華記』『落花』『稚児桜』、「京都鷹ヶ峰御薬園日録」シリーズ、エッセイ『京都はんなり暮し』などがある。21年『星落ちて、なお』で第165回直木賞受賞。

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武川佑(たけかわ・ゆう)
1981年、神奈川県生まれ。立教大学文学研究科博士課程前期課程(ドイツ文学専攻)卒。書店員、専門紙記者を経て、2016年「鬼惑い」で第1回「決戦!小説大賞」奨励賞を受賞。甲斐武田氏を描いた書き下ろし長編『虎の牙』で作家デビュー、第7回歴史時代作家クラブ新人賞を受賞。19年に勝頼期を書いた『落梅の賦』、21年には室町幕府第6代《籤引き将軍》足利義教と、片腕少女の、兵法サバイバル『千里をゆけ くじ引き将軍と隻腕女』を上梓、同作で第10回歴史時代作家協会作品賞を受賞。

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谷津矢車(やつ・やぐるま)
1986年、東京都生まれ。駒澤大学文学部歴史学科考古学専攻卒。2012年「蒲生の記」で第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。13年『洛中洛外画狂伝狩野永徳』でデビュー。18年『おもちゃ絵芳藤』で第7回歴史時代作家クラブ賞を作品賞を受賞。20年『廉太郎ノオト』が「第66回 青少年読書感想文全国コンクール」 高校生の部の課題図書となる。その他の著書に『蔦屋』『曽呂利!』『三人孫市』『信長さまはもういない』『奇説無惨絵条々』(『雲州下屋敷の幽霊』と改題して文春文庫より発売)『桔梗の旗』『絵ことば又兵衛』『吉宗の星』など。

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