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【ダイジェスト版】鈴木エイト「統一教会と安倍派 “政界工作のルーツ”」

文藝春秋digital

 文藝春秋digitalのオンラインイベント「統一教会と安倍派 “政界工作のルーツ”」が、2022年9月13日に開催されました。

 この日のイベントでは、『文藝春秋』10月号に「統一教会〝安倍派工作〟内部文書」を寄稿された鈴木エイトさんをお迎えし、長年の取材を通じて鈴木さんが集められた資料をもとに、旧統一教会と安倍派との因縁について語っていただきました。

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 自民党の茂木敏充幹事長は「安倍元首相と統一教会との関係を調べるのには限界がある」と語っています。鈴木さんは「資料をしっかり調べ上げることで、事実関係の原点がわかってくる」と述べたうえで、実際に、天宙平和連合(UPF)が2005年ごろに開催した「21世紀 世界平和の為の日本女性指導者セミナー」の内部資料の冊子を参照。

安倍晋三と山谷えり子

そこに「安倍晋三官房長と山谷えり子内閣府政務官でチェックできるように関係省庁、議員に積極的に働きかける」という記述があったことに鈴木さんは注目します。取材で明らかになった、早期からの自民党との関係性について解説しました。

 安倍元首相と統一教会との関係性についても、複数の資料を踏まえることで「2010~2013年の間に関係性が近づいている。誰がその関係を近づけたのか、その点は今後検証していく必要があるでしょう」と鈴木さんは語りました。

「果たして政治家たちは、統一教会との関係を絶てるのか?」という問題については、鈴木さんは「関係が薄い議員は関係が絶てると思うが、これまで何かしらのギブ&テイクをしてきた議員に関してはかなり難しいのではないかと思う」と言い、また「統一教会のコントロールの及ぶ政治家がいる以上、政治の正常化は難しいだろう」という見解を述べました。

 番組終盤では、「安倍晋三氏の国葬が終わったら、統一教会の問題が希薄化していくことが心配です。統一教会以外にも人権侵害や家庭崩壊を引き起こしている宗教団体はあるのでしょうか?」という視聴者からの質問もありました。

 鈴木さんは「国葬のあとにある程度沈静化するのは仕方ないとは思うが、メディアはこうした問題を継続して報道してほしい。カルトの問題は統一教会だけではないし、宗教団体の2世や3世へのケアの問題もある。山上容疑者のように社会に見捨てられてしまう人間を生み出さないために、今後も継続してこの問題に取り組まなければいけない」と、カルト団体を取材し報道することの社会的な意義について触れました。

 今回は、鈴木さんのように粘り強く長期的な取材をもとに、宗教団体を報道する仕事がもつ政治的・社会的な役割が強く示唆されたイベントと言えるでしょう。

 約1時間半の番組は「文藝春秋digital」の会員登録(月額900円)をおこなうことで視聴が可能です。

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