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【66-WITHコロナの時代】アフターコロナ「勝ち組」の正体|泉秀一

文・泉秀一(NewsPicks 副編集長)

オンライン化が加速

ある企業の衰退と、他の企業の繁栄は、いつも同時にやってくる。2020年は新型コロナウイルスによって、あらゆる産業で勝ち組企業と負け組企業がはっきり分かれた1年だった。

対面接触を必要とする外食業や、百貨店やアパレルなどの小売業、人の移動の足となる航空や鉄道などの運輸業はマイナスの影響を受けた。実際に、大手居酒屋チェーンや百貨店、アパレルブランドなどの20年度通期決算予想は、最終赤字がずらりと並んでいる。一方、こうしたリアルビジネスの受け皿になる形で急成長を遂げた勝ち組企業もある。小売業ではアマゾンやZOZOなどのEコマース勢、外食関連ではフードデリバリーサービスがビジネスを拡大させている。

ただし、こうした動きはコロナ以前から広がりつつあった。消費者は百貨店ではなくスマートフォンで買い物をするようになり、レストランに足を運ばずに、配達料を支払うことで美味しい料理を自宅で楽しむ人は増えていた。つまり、こうした各企業の明暗は、コロナという外圧によって、オンライン化というメガトレンドが加速した結果である。コロナは5年、10年先の未来を早送りで到来させただけだとも言える。

仮想空間バブルの到来

しかし一方で、コロナによってもたらされた新しいトレンドもある。コンピュータネットワーク上に広がる仮想空間での経済活動だ。人々は、対面コミュニケーションが強制的に制限される中でも、つながりを求めた。そしてその場所は、リアルな世界から仮想空間に移された。人が集まる場所では、必ずビジネスが生まれる。その結果、仮想空間がビジネスプラットフォームとなり、新たな経済圏として注目を集めている。

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