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同級生交歓|東海中学・高等学校 昭和37年卒

人の一生を左右するのは校風か、学歴か、友人か。意外な組み合わせ、納得の顔ぶれが並ぶ“誌上同窓会”。「文藝春秋」の名物グラビア企画です。

【トメ】

愛知県名古屋市 名鉄ニューグランドホテルにて(撮影・山元茂樹)

(右から)
医師・愛知県医師会前副理事
山本楯

京都大学名誉教授
大嶽秀夫

東陽テクニカ元常務取締役
亀井博二

昭和35年、東海高校に放送部が作られ、ミタテ(山本くん)と僕とは最初の部員となった。ミタテとはジャズの番組を作った。この年は安保改定の年でもあり、講堂で反対集会が開かれた。教職員の前で僕も演説をぶった。僕らは大学生の後に続いて、デモにも参加した。東海は男子校だったが、女子校の淑徳学園の放送部と仲が良く、全国大会にも一緒に行った。一緒にフォークダンスをするのが楽しみだった。

カメさん(亀井くん)は、バスケット部に所属し、インターハイに出場するほどのレベルだった。カメさんや数人の仲間と伊勢の英虞(あご)湾の浜辺で数日キャンプし、真っ黒に日焼けした。海女の卵の女の子たちと、浜辺でソフトボールをして遊んだ。僕らの青春だった。(大嶽)



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