12月号表紙トリミング

「文藝春秋」表紙の言葉――松村公嗣【全文公開】

「文藝春秋」の表紙画を手掛ける日本画家の松村公嗣さんが絵に込めた想いを明かします。

「舟唄」

 勤務先の大学研修で欧米を3カ月程かけて一人旅をしました。美術館を巡り、イタリアのベニスで過ごす最後の日でした。次のフィレンツェへ出発する準備を終えてから、名残惜しく橋の上の眺めを焼きつけに向かいました。真冬のせいかゴンドラの数は少なく、水の都は静かでした。朝日に向かい漕ぎ出す一艘を見た瞬間、旅情が里心を連れて来たことを思い出します。



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