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貴乃花 唯一思い切りぶつかれた 武蔵川光偉 100周年記念企画「100年の100人」

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幕内優勝22回を誇る平成の大横綱、貴乃花光司(49)。名勝負を繰り広げた元横綱・武蔵丸の武蔵川親方が現役時代を振り返る。/文・武蔵川光偉(元横綱・武蔵丸)

武蔵川親方

武蔵川氏

ふたりの対戦成績は、貴乃花29勝、私の19勝でした。昔は押しても組んでも勝てなかったんです。そこで私が相撲を右差しに変えたら流れが変わり、貴乃花に勝てるようになっていきました。同時期に横綱を張るようになると、「他の力士はもういいから貴乃花とだけ戦いたい」と思うようになっていくんですよね。貴乃花と対戦するのが楽しみで仕方なく、「早く千秋楽にならないかな」と彼と結びの一番を取るのを待ち焦がれていたくらい。なぜならば、貴乃花は相撲に対してとても熱い気持ちを持っているし、こちらも思い切りぶつかっていける——そんな唯一の相手だったからです。

貴乃花は188センチの大きな体でしたけれど、立ち合いで低く当たってくる。攻める力が強くて、どんな相手にも「相撲を取らせない」。まず立ち合いで押しにいって、少しでも貴乃花の顎を上げさせなければ、私も相撲になりませんでした。

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貴乃花

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