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同級生交歓|太宰府市立太宰府西中学校 平成14年卒

人の一生を左右するのは校風か、学歴か、友人か。意外な組み合わせ、納得の顔ぶれが並ぶ“誌上同窓会”。「文藝春秋」の名物グラビア企画です。

【トビラ】

福岡市中央区 CITADELにて(撮影・三宅史郎)

(右から)
建築家・仁設計代表取締役
青木仁敬

作家
岡崎琢磨

大人し目の中学生だった、と思う。同級生の岡崎は大して交わらずとも「何となく」遠からず思う存在だった。異なる進路を歩み、その後2人は小説家と建築家になる。お互い世に何かを生み出す独立した職業として仲間意識を感じつつもこれといった接点がなく、令和まで時を旅してやっとこの頃交流が実現した。きっかけとなった福岡での対談は人が集まることを避けるため延期になったが、それを機に僕は岡崎の作品を読みふけり、彼は僕の作った建築物を一緒に巡った。百聞は一見に如かず。100年生きるなら丁度3分の1を迎えてやっと「何となく」が確信に変わる。彼と僕は近い、と。好奇心の虜である点や、自分なりの社会観に基づき独立を志した点など、何度となく「おぉ、同志よ」と思ったものだ。岡崎のデビュー作にちなみ、僕が設計したバー自慢の珈琲カクテルで乾杯。ついに2人の線が交差した。(青木)



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