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保阪正康 日本の「原爆開発」秘話 日本の地下水脈30

科学者が一流でも政治指導者が無策なら国家は滅びる/保阪正康(昭和史研究家)、構成:栗原俊雄(毎日新聞記者)

 戦後長らく「科学技術立国」として世界をリードしてきた日本の地位が、急激に凋落している。半導体に代表されるハイテク産業は欧米どころか中国・韓国の後塵を拝し、基礎研究の分野でも目立った業績が出てこない。海外の大学や研究機関への頭脳流出も進んでおり、今後日本からはノーベル賞受賞者が出なくなると危惧する科学者も少なくない。

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