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同級生交歓|久留米工業高等専門学校 昭和52年卒

人の一生を左右するのは校風か、学歴か、友人か。意外な組み合わせ、納得の顔ぶれが並ぶ“誌上同窓会”。「文藝春秋」の名物グラビア企画です。

20210510_.同級生交歓(久留米高専)担当・池内

東京都大田区 安部龍太郎事務所にて(撮影・三宅史郎)

(右から)
東京工業大学教授
熊井真次
作家
安部龍太郎
安部龍太郎事務所代表
森敏彦

国立久留米工業高等専門学校、略して久留米高専が我らの母校である。高校と短大を合わせたような5年間の一貫教育で、学生のタイプは3つに分れた。無事に卒業してエンジニアとして企業に就職する者、高専では飽き足りずに大学に進学して独自の道をめざす者、そして高専教育に馴染めずに低迷する者である。

向かって右側の熊井真次君は2番目で、卒業後に東京工業大学に進学し、教授になった。スペースシャトルでの合金製造実験に参加したほどのスペシャリストで、今でも金属や合金について分らないことがあると教えを受けている。左の森敏彦君とボクは3番目の不届き者。森君が復興した文芸部に作品を発表したことが、作家をめざす第一歩になった。今では事務所の代表となり、辣腕をふるってくれている。(安部)

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