著者は語る

『イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡 2000-2019』著者・石田雄太インタビュー

 2000年、イチローのメジャー移籍が決まると、スポーツライターの石田雄太さんは自費での渡米を決意した。

「イチローの記事にニーズがあることは分かっていました。でも、取材費をもらってしまうとどんな状況でも何か記事を書かなくてはいけない。それよりもこの1年は“書かない”という選択肢を持ったまま、イチローのメジャーでのプレーをしっかり見よう、と決めたんです」

 石田さんは球場に通い続け、ときにイチローと食事をともにすることもあったが、そこで聞いた話を記事にすることはなかった。そんな石田さんにシーズン終了後、イチローは、「で、インタビューいつにするの?」と声をかけたという。

「嬉しかったですね。僕がやせ我慢していたことを察してくれていたのか、と」

 しかし、念願のインタビューが終わった瞬間、イチローの口をついたのは、今も忘れられない一言だった。

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