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短歌|カン・ハンナ

文藝春秋digital


狭き春

自粛して十日目となり日当たりの良い窓際で我を干している

窓開けて換気をすれば隣人のタバコのけむり 世界とつながる

母という語の輪郭は虹のよう離れていればより鮮やかです

どこからが始まりなのか分からないリングドーナツに手を伸ばす 恋

終わらないでほしい恋さえ終わるから終わってほしいコロナも終わる

大雨が小雨になって晴れるまでイチゴを煮込んで春日を流す

ベランダで右へ左へ蒼い波 春を楽しめ、ツルニチニチソウ



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