同級生交歓

同級生交歓――川崎市立富士見台小学校(昭和54年卒)【全文公開】

人の一生を左右するのは校風か、学歴か、友人か。意外な組み合わせ、納得の顔ぶれが並ぶ“誌上同窓会”。「文藝春秋」の名物グラビア企画です。

(右から)
東京スカパラダイスオーケストラ・キーボーディスト 沖祐市

電通シニア・プライム・エグゼクティブ・プロフェッショナル 澤本嘉光

【トビラ】

神奈川県川崎市 川崎市立富士見台小学校にて(撮影・山元茂樹)

 川崎市立富士見台小学校は、1972年創立。東急田園都市線の新興住宅地に囲まれ、みるみるうちに全国有数のマンモス校になった。

 澤本君とは5、6年生の時に同じクラスで、いたずら好きで周りを笑わしてばかりの彼と、まだまだ屈託のない私はすぐ仲良くなった。夏休みに映画を見に行ったり、一緒に自由研究をしたのも良い思い出だ。

 中学校から別になり、お互いの道を歩んだが、母親同士が仲が良いこともあって縁は続き、90年代に連絡を取りあって飲みに行くようになった。彼はソフトバンクの白戸家のシリーズなどを手がけ、今やテレビで関わった広告を見ない日はないほどになった。私もスカパラが30周年を迎え、世界30ヶ国以上でライブをやり、音楽に生きる日々を加速させている。

 何かを成そうという時に、まだ何者でもない頃を共有し、刺激し、励ましあう友達がいる事は、誠に有難いことである。(沖)



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