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同級生交歓 同志社高等学校 平成2年卒

人の一生を左右するのは校風か、学歴か、友人か。意外な組み合わせ、納得の顔ぶれが並ぶ“誌上同窓会”。「文藝春秋」の名物グラビア企画です。

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京都府京都市 同志社中学校・高等学校のグレイス・チャペルにて
(撮影・杉山秀樹)

(右から)
作家・上智大学教授・弁護士
赤神諒(本名:越智敏裕)
作家・看護師
藤岡陽子(本名:中原陽子)

朱夏の終わり 友とめぐる青き時空
振り返れば 永遠の凍結 一瞬の煌めき
邂逅 純粋 脆さ 懊悩 失敗 野心
思い出いろの失くし物 探しながら
去来するは 果てなき郷愁 一抹の悔い
あのころも これからも
いまを夢中で駆け抜けるのみ
惜別 諦観 疲れ 焦燥 倦怠 希望
よきかな人生 また明日へ    赤神

いまを夢中で駆け抜けた先は
今日この場所に続いていた
学年を代表する秀才の君と
恋とカラオケに夢中だった凡庸な私
同じ教室にいながらも
言葉を交わしたことは一度もなく
でも君が「文学を愛する」人であることは、忘れず、ずっと胸にあった
朱夏を終え、ともに迎えた豊潤の白秋に
再会を祝う           藤岡

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