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【82-芸能 】【韓流ブームが止まらない】 「愛の不時着」だけじゃない 韓国ドラマ第2の最盛期|K‐POPゆりこ

文・K‐POPゆりこ(ライター)

なぜ今になって再び韓国ドラマブーム?

今年流行したものは「コロナ」だけにあらず。数年後に2020年を振り返ってみた時、必ず出てくるキーワードがあるとするなら「愛の不時着」「梨泰院クラス」ではないだろうか。「J.Y. Park」「虹プロ」を挙げる人もいるかもしれない。とにかく今年は韓流コンテンツの当たり年であった。特にドラマに関しては「冬ソナブーム」から約15年ぶり、日本において2度目の最盛期を迎えている。

Beforeコロナの日本において韓国ドラマ人気はすでに定着していた。だが、どうやら今年は以前のブームと様子が違う。男性や若者、これまで韓国ドラマに接してこなかった層までも「愛の不時着」「梨泰院クラス」にハマっている様子なのだ。これまで全く興味を示さなかった友人からも「愛の不時着見た?」というメッセージを受け取り、「あぁこの人気はホンモノだ」と実感したのだった。

なぜ今になって再び韓国ドラマブームが起こったのか。まず1つの理由は単純に「おうち時間」が急増したこと。飲み会やライブ、家の外でのあらゆる趣味活動がストップし、時間とお金のかけ先が変化。そんな中、自宅で手軽にみられるWEB配信ドラマはうってつけの娯楽。さらに「家族時間の増加」も拍車をかけた。身近な例では、韓ドラ好きな妻の隣で何気なく見始めた夫がうっかりハマってしまったというケースも。「梨泰院クラス」が青年漫画原作の起業物語であったことも男性の関心を惹きつけた。

さらにSNSの影響も無視できない。人と直接会うことが激減してしまった今年の春以降、他人との交流や情報源はSNS・オンラインが中心となった。一時期盛り上がった「オンライン飲み会」の話題としても「愛の不時着」「梨泰院クラス」はうってつけ、Twitterで呟かれた韓国ドラマの口コミが口コミを呼ぶというループが出来上がっていた。

前述の2作品がNetflixというOTT(オンライン動画サービス)経由であったことも幅広い層にウケた理由のひとつだろう。通常のテレビであれば数話見逃してしまうと「もういいや」と乗り遅れた感が出てくるが、OTTであればいつだって“見どき”。「愛の不時着」「梨泰院クラス」の話題が数カ月にわたって鮮度を落とすことなく出続けていた要因でもある。いずれにせよ、どの作品も2年前に公開されていたらここまでの社会現象になったかは分からない。

「冬ソナブーム」との共通点は?

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