武田徹の新書時評 子どもたちの未来のために
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武田徹の新書時評 子どもたちの未来のために

評論家・専修大学教授の武田徹さんが、オススメの新書3冊を紹介します。

子どもたちの未来のために

安倍政権誕生以来の重点政策だった大学入学共通テストへの外部試験、記述式問題の導入は、実施に問題ありとしていずれも見送られる結果になった。こうした見通しの甘さは、未来の命運を握る教育を舵取りする上で致命的ではないか。

たとえば菅政権は「こども」と「デジタル」を看板政策とするが、確かな検証なくデジタル技術を教育へ導入すれば実効性を欠くどころか危険ですらあろう。その点、バトラー後藤裕子『デジタルで変わる子どもたち』(ちくま新書)は教育・学習メディアにおける紙とデジタルの違い、SNSとどう関わるべきか、ゲームの功罪など教育環境において注意を払うべきテーマを丁寧に議論している。

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