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村上春樹『猫を棄てる』感想文コンテストを実施します!

<このコンテストのキャンペーン期間は終了しました>

村上春樹さんが、月刊文藝春秋で発表して話題となった、自身のルーツについて綴ったノンフィクション、『猫を棄てる 父親について語るとき』が、2020年4月23日(木)に発売になりました。

これまで、自身の家族についてほとんど言及することがなかった村上さんですが、今回、父親の従軍体験、幼少期の自身と父親との思い出、そして青春時代に起きた父親との行き違いなどを綴ったノンフィクションが一冊の本になりました。

そこで、文藝春秋digitalでは、noteを使った刊行記念スペシャル企画「村上春樹『猫を棄てる』感想文コンテスト」を開催します。

親子関係、従軍体験、村上作品への影響――。『猫を棄てる』をお読みになった皆さまが、いったいどんなふうに感じられたのか。ハッシュタグ「#猫を棄てる感想文」をつけて、noteをお書きいただければと思います。

noteで感想文を発表いただいた方には、次のような特典も!

①抽選で、村上春樹さんの直筆サイン本などの特別なプレゼントがございます。
②noteにお書きいただいた感想文はすべて担当編集者が読ませていただき、文藝春秋digital内に設置したマガジン「村上春樹『猫を棄てる』みんなの感想文」に集めさせていただきます。さらに、
その中から編集者が「これは!」と判断した作品は、『猫を棄てる』の特設サイトおよび文藝春秋digitalにて記事化させていただきます!
(※転載する際は、当社よりご連絡いたします)

村上春樹さんご本人からも、以下のコメントが届いています。

 亡くなった父親のことはいつかきちんと文章の形にしなくてはならないと、前々から思ってはいたのだが、なかなか取りかかれないままに、年月が過ぎていった。身内のことを書くというのは(少なくとも僕にとっては)けっこう気が重いことだったし、どんなところからどんな風に書き始めれば良いのか、それがうまくつかめなかったからだ。でも、父と一緒に猫を棄てに行ったときのことをふと思い出して、そこから書き出したら、文章は思いのほかすらすらと自然に出てきた。

 僕がこの文章で書きたかったのは、戦争というものが、一人の人間――ごく普通の市民だ――の人生や心をどれくらい大きく変えてしまえるかということだ。そしてその結果、僕がここにいる。でも僕としてはそれをいわゆる「メッセージ」として書きたくはなかった。ただの個人的な事実として、そのまま静かに示したかっただけだ。僕にとってはちょっと特別な意味を持つ小さな書物であり、いろんな年代の人々に、いろんな読み方をしてもらえるといいなと思っている。

コンテストの参加方法

1.noteにて「文藝春秋digital」をフォローしてください。

2.ハッシュタグ「#猫を棄てる感想文」をつけて、『猫を棄てる』をお読みになった感想(目安:1000字~3000字)をご自身のnoteアカウントで発表してください。

3.抽選で10名様に、『猫を棄てる』村上春樹さんのサイン本と(サイン入り)特製ポストカード、そして50名様に(サイン入り)ポストカードをプレゼントいたします(当選者にはnoteの「クリエイターへのお問い合わせ」欄を通じて、ご連絡差し上げます)。

4.編集部で拝読した感想の一部は「文藝春秋BOOKS」「文藝春秋digital」でご紹介いたします。

★キャンペーン期間★
2020年4月23日(木)0:00~2020年6月21日(日)23:59
(終了しました)

・賞品の発送先は日本国内に限らせていただきます。
・投稿内容は、『猫を棄てる』の広告宣伝、販売促進、関連記事や番組などで使用させていただくことがございます。
・感想をご紹介する際には、誤字脱字や語尾の修正、スペースにあわせて一部のみをピックアップさせていただくなど、本来の意味を損なわない範囲において変更を加えさせていただく場合がございます。
・お問い合わせ先 文藝春秋プロモーション部 pr@bunshun.co.jp

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