文藝春秋digital

飯間浩明の日本語探偵【つ】「募ったが募集せず」なぜこれで済むのだろう

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【つ】「募ったが募集せず」なぜこれで済むのだろう 前々回にも触れた「桜を見る会」をめぐる攻防では、ことばの使い方について、何かと衝撃的な実例を見ます。 とりわけ驚いたのは、首相の「募る・募集」に関する…

ルポ・地方は消滅しない 青森県大鰐町

地方自治ジャーナリストの葉上太郎さんが全国津々浦々を旅し、地元で力強く生きる人たちの姿をルポします。地方は決して消滅しない―― 「借金の町」を元気にする イラストレーション:溝川なつみ 「400年前から作られている大鰐(おおわに)温泉もやしです。長さが40センチもあって、シャキシャキ…

公立中高一貫校が作る「受験の新常識」

いま、東京・茨城を端緒に公立トップ校の“一貫化”が加速している。受験の新常識をつくる公立中高一貫校の実態に迫った。/文・おおたとしまさ(教育ジャーナリスト) 外国人教師が教えるのは理科 「え、これが学校?」 広島空港から車で約25分。さらに竹原港からフェリーで約30分で瀬戸内海に浮か…

「身の丈に合わせて頑張って」“教育格差”が格差社会を加速させる

「身の丈に合わせて頑張って」。萩生田光一・文科大臣の発言で「教育格差」の存在に注目が集まった。いまの日本は「凡庸な教育格差国」である。この現実を直視しなければ将来はない! 教育の専門家2人が問題点、解決策を語り合った。/文・中室牧子(慶應義塾大学教授)×松岡亮二(早稲田大学准教授)…

【猪瀬直樹 特別寄稿】新型コロナウイルス「一斉休校」 不透明かつ空疎な意思決定

新型コロナウイルス騒動にみる最高意思決定は「連絡会議」と「御前会議」の使い分けにより、きわめて不透明かつ空疎な内容で構成されていた。日本国の統治機構の問題点はどこにあるのか。昭和16年の日米開戦に至るプロセスを紐解くことで見えてくるものとは?/文・猪瀬直樹(作家、元東京都知事) 「…

「%がわからない大学生」の読解力が国家の危機を招く!

数学はあらゆる学問の基礎ともいえる学問だ。しかし、今行われている数学教育は「数学の本質的理解」を促すものではない。暗記重視の勉強法、マークシート方式のテストで育った子供たちは論理的な思考を持たない。そんな子供たちが増えた日本の末路とは。/文・芳沢光雄(桜美林大学教授) 「暗記だけ…

みのもんた、テレビ引退宣言! 「でも銀座はやめられないね」

みのもんた(本名・御法川(みのりかわ)法男)は、1944年生まれ。立教大学経済学部を卒業後、1967年に文化放送に入社。ラジオ番組「みのもんたのセイ!ヤング」などの担当を経て、1979年にはフリーに。1989年から司会を担当した情報番組「午後は○○おもいッきりテレビ」(日本テレビ系列)で人気を確…

ルポ「学校荒廃」──教室から先生がいなくなる日

生活保護を受ける教員がいるという現実。教育実習生が教員にならないという現実。“学校の先生”はもはや普通にいる存在ではない。各地で悲鳴が上がる「教員不足」の現場をレポートする。/文・秋山千佳(ジャーナリスト) 秋山氏 教育実習生が教員にならない 「この仕事に未来はない、かな。キャパ…

未来を変えるための一歩 WiMN結成から『マスコミ・セクハラ白書』出版までの軌跡と「私…

「胸触っていい?」「抱きしめていい?」これは、財務省幹部から、テレビ朝日の女性記者が言われた言葉だ。この記者と、自分を重ねた女性たちがいた。彼女たちは、「他人のセクハラを取材してきた『私たち』こそが、当事者だった!」と立ち上がった。  もう黙ることはしない――。こうして2018年春に…

【現地ルポ】「中国を拒否」できない“感染症先進地”香港の苦悩と希望

昨年以来、反政府デモが続く香港は今どうなっているのだろうか。実は香港は「感染症先進地」だった。2003年にSARSを経験した香港政府は感染症予防に敏感で、はやくも防疫レベルを最大に引き上げている。社会は安定している。だがその裏で、中国をめぐる激しい攻防も続いていた──現地の状況をレポート…