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林芳正 心に刻む安岡正篤先生の戒め

文・林芳正(外務大臣)

 長く読み継がれてきた名著は、読む者を映す鏡のようなものです。何度その本を開いても、当然、書いてあることは同じ。しかし、自分の知識が増え、経験を積み重ねると、それまでとは違った読み方ができるようになる。自分の変化を感じることができるのです。

林芳正氏 ©文藝春秋

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