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瀬戸内寂聴 尼さんが言うことか!

「寂庵」を拠点に、作家・僧侶として多くの人に親しまれた瀬戸内寂聴(1922〜2021)。秘書として寄り添ってきた瀬尾まなほ氏が、在りし日の思い出を綴る。

瀬戸内寂聴 ©共同通信

 瀬戸内がこの世を去ってから1年1カ月が経ちました。10年間、お互い最も時間を共に過ごした相手だと思います。こんなに長い間会えていないことが不思議でたまりません。

瀬尾まなほ ©共同通信

 私が休むたび、「まなほはいつもいない。休んでばかり」と、私の不在に文句を言っていました。1日休んだ翌日に出勤すると、「久しぶり」と言われる始末。一般企業に勤める人たちが休みを満喫しているのを羨ましく思うこともありました。

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