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塩野七生 プラトニック・ラヴ、ただしホンモノの 日本人へ235

文・塩野七生 

 この種のエロス(愛)は、なにも芥川龍之介を待たねばならなかったわけではない。ほんとうの愛とは、その人の前では自らの感情に正直になれる心理でもあるから、同性の間に限らず、感性が共有できさえすれば、異性間でも成り立つはずだ。

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