日本語探偵【コ】コロナカタカナ語メリットもあるんです|飯間浩明
見出し画像

日本語探偵【コ】コロナカタカナ語メリットもあるんです|飯間浩明

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。

【コ】コロナカタカナ語メリットもあるんです

2020年に突然「コロナ時代」が始まり、世の中が一変しました。ニュースに出てくる新語もわけのわからないカタカナ語ばかり。というわけで、人々の批判の矛先はことばにも向かいました。

私たち辞書関係者が毎年行うイベント「今年の新語」でも、この年、参加者から新語候補として大量のコロナ関連語が寄せられました。「ソーシャルディスタンス」「ステイホーム」「クラスター」など。もっとも、結局は大方の予想を裏切り、コロナと関係ない「ぴえん」ということばが大賞になったのですが。

それはともかく、私自身も「迷惑なカタカナ語にひとこと言ってほしい」という趣旨のインタビューを受ける機会が多くなりました。でも、あまりにもカタカナ語が批判されているので、かえって弁護してやりたい気にもなります。

世の中の変革期には、大量の新語が生まれます。明治維新の頃もそうだったし、終戦直後もそうでした。テレビやインターネットが普及する時代には、その関係のことばが溢(あふ)れます。社会の変化の度合いと、ことばの変化の度合いが連動しているのは当然のことです。

この続きをみるには

この続き: 541文字
この記事が含まれているマガジンを購読する
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に幅広いテーマの記事を配信しています。政治家や経営者のインタビュー、芸能人の対談、作家のエッセイ、渾身の調査報道、一流作家の連載小説、心揺さぶるノンフィクション……月額900円でビジネスにも役立つ幅広い「教養」が身につきます。

文藝春秋digital

月額900円

一流の作家や知識人、ジャーナリストによる記事・論考・ルポルタージュなどを毎日配信。執筆陣のオンラインイベントも毎月開催中。月額900円で記…

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
文藝春秋digital

記事へのご意見・ご感想をお待ちしています。「#みんなの文藝春秋」をつけてご自身のnoteにお書きください。編集部がマガジンにピックアップします。皆さんの投稿、お待ちしています!

ありがとうございます!
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に、一流の作家や知識人による記事・論考を毎日配信。執筆陣のオンラインイベントも毎月開催中。月額900円で記事読み放題&イベント見放題のサービスです。